長年の悲願だった


北アルプスの山上のお花畑へ出かけてきました。


ロンドンオリンピックを目前にテレビのない世界への旅!


酷暑を押して出かけた甲斐がある、


幸せな時間となりました。


旅中、お世話をいただいた皆様に深く御礼申し上げます。


ありがとうございました。







自分の記録を兼ねて


山の花たちの写真をまとめておきたいと思います。


相当枚数ありますので、


興味のない方は、


どうぞ、飛ばし読みをなさってください。




長野県:栂池自然園


北アルプス白馬岳を望む標高1850メートルのところにある、


日本では珍しい高層湿原です。


いわき~新潟~糸魚川~小谷


というルートでバスで移動。





かつて、武田信玄が上杉謙信へ塩を贈ったという「塩の道」


を通って、小谷の栂池高原駅へ。


そこからは、ゴンドラとロープウエイに乗り換えて「栂池自然園駅」まで


動く展望台のような空中からの眺めを満喫。



夢色の庭と暮らす



この晩の宿となった

村営の栂池山荘



イメージと違って、普通の宿と変わらない


お風呂やトイレが完備していて、びっくり。


宿舎の後ろにビジターセンターがあり、


栂池自然園の入り口となってます。


白馬へ登山する人たちも、このセンターを通っていきます。



雨が時々降りかかる日、


すっかり暗い霧に包まれてます。


この日の散策は無理だろうと・・・・


夢色の庭と暮らす



小止みになったので、


山荘の周囲だけを散歩してみました。




オオシラビソの梢


巨大なマツボックリの若いのが成ってます。



夢色の庭と暮らす





巨木のシラビソ


風格を感じます。


夢色の庭と暮らす




変わりやすい山のお天気


夢色の庭と暮らす




たまに山のお顔が見えたりすることも。



夢色の庭と暮らす




この晩の夕食も、山小屋とは思えない


ちゃんとしたお食事で、またまたびっくり。



夢色の庭と暮らす






明くる朝、


5時に起きてしまった私は、


ちょっと散策に。


(同室の皆様はまだお休みでした)


先生方も早起きで出ていらっしゃいました。


朝飯前にご一緒に散策を。







夢色の庭と暮らす





山がくっきりと現れました。



夢色の庭と暮らす





爽やかで冷涼な空気、


全身全脳が喜んでいるのが感じられます。



夢色の庭と暮らす




冷たく清らかな流れのたてる水音が


どこにいても


聞こえてきました。



夢色の庭と暮らす




ここが入り口です。


水芭蕉の群生するエリアから中へ。


水芭蕉は花が終わっていましたが、


ところどころにまだ咲いている花もあります。


夢色の庭と暮らす




夢色の庭と暮らす

左から 白馬鑓が岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)、小蓮華岳(2769m)


夢色の庭と暮らす




オオカラマツ

夢色の庭と暮らす





モミジカラマツ


園内のいたるところに咲いています。


タリクトラムの原種です。

夢色の庭と暮らす


夢色の庭と暮らす




入り口付近


夢色の庭と暮らす




トリアシショウマ

夢色の庭と暮らす



ハクサンチドリ


夢色の庭と暮らす




オオカサツゲ

夢色の庭と暮らす



ヒオウギアヤメがこれから咲く


夢色の庭と暮らす




ホザキカエデ(オガラバナ)

夢色の庭と暮らす



ミヤマキンポウゲ(左)と リュウキンカ(右)

夢色の庭と暮らす




キヌガサソウ


夢色の庭と暮らす



咲き進んで、最後の頃にピンク色づいてくる

夢色の庭と暮らす




ノビネチドリ

夢色の庭と暮らす




池とうに咲く ワタスゲ

夢色の庭と暮らす



ヒオウギアヤメ

夢色の庭と暮らす





木道が整備されているので、快適に歩いて一周できるようになっています。


それでも最長コースにはきついのぼりがあり、


私は熱中症を回避するべく最短コースでガマンでした・・・

夢色の庭と暮らす





アズマギクとチングルマの穂

夢色の庭と暮らす



チングルマ

夢色の庭と暮らす



紅花イチゴ

夢色の庭と暮らす




マイズルソウ

夢色の庭と暮らす





クロツリバナ

夢色の庭と暮らす




奥の方に風穴がありました。


中の穴から冷気がふきあげてきて


とっても涼しいスポットです。



夢色の庭と暮らす




山の女王とも言える


キヌガサソウが花盛りでした。


めったに見られない大株で


夢色の庭と暮らす


夢色の庭と暮らす



キンコウカ

夢色の庭と暮らす




この辺りが折り返し地点です。


強い紫外線と熱射に耐え難くなったところでもあります。




夢色の庭と暮らす




なにせ、標高が1900mともなると、


一歩一歩のあゆみでも息が苦しくなります。


まして、登りは


この歳になると無理のようです(鍛え方が足りなくて・・・)

夢色の庭と暮らす






オオバミゾホオズキ
夢色の庭と暮らす



ベニバナイチヤクソウ

夢色の庭と暮らす




ツボスミレ

夢色の庭と暮らす


オオバミゾホオズキ

夢色の庭と暮らす



ミヤマキンポウゲ

夢色の庭と暮らす





このほかにも多種多様な夏の花がありましたが、


写真がボケてしまったり、


周りの草などで隠れていたりして、


アップできませんでした。




天上の花の楽園が


注意深い管理維持のもとに保たれていました。


今後とも大規模な開発が行われませんように。


木道から外れて歩いたり、


植物を折り取ってしまったり、という不心得者が


これからも絶対ないことを祈りつつ、


次の見学地に移動しました。




旅のお話はこのあとも続きます。