このところ、コマ切れの時間をつなぎながら読んでいる本について書きましょうか。



前福島県知事の佐藤栄佐久さんが今年6月に書き下ろしたのが、こちら。


東電と国に対して、県民の安心安全のために戦いつづけてきた佐藤氏の歩みがよくわかる。


それだけでなく、狡猾・卑劣なやりかたで原発建設、増設を進めようとする電力業界の裏側についても


いやおうなく考えさせる力のある内容。


この本を日本中の人に読んで欲しい。


特に、福島県民であれば、年齢を問わず読んで欲しい。


県民が知るべきことが書かれている。


佐藤氏は、最高裁に備えて自らの潔白を証明すべくいまだ戦っていらっしゃる。


これからの政治家はまず「寡欲の人」でなければならない。


その意味で佐藤氏は、まさにその一人だろう。





夢色の庭と暮らす




↓ これも出たばかりの本。


原発推進派として行動してきた政治家、学者、タレント、作家、評論家、医者、歌手などをバッサリと斬っている。


電力業者から莫大な大金をもらって広告塔になった人物のなかには


え~~っ?この人も!?


という面々も多い。


「拝金主義」で世間を泳げば、釣り上げられるだろう、そういう軽薄な人間を知っておくのも大事かと。


あまりにも欺瞞が多すぎる大型メディアも含めて


読み終わる頃には、悪臭で吐き気がしてくるほどだ。


それでも真実を知りたいと思う衝動には抗いがたい。





夢色の庭と暮らす