ヅーベット山の由来が判明した ⁉︎ | ねるねるブログ

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ネット情報で話を構築せず
わざわざ現地に通う、ぜいたくな
時間の使い方がモットー。

佐賀県神埼市背振町腹巻にある
ヅーベット山、名前の由来や縁起
気になりますよね。

ネットで調べても、なかなか決定打は
見つけられません。

日本全国のヅーベット山ファンの皆様も同じく、あ~ッもう!と欲求不満が溜まってきてる頃と思います。

もう、仕事が手に付かなく
なっているのでは?

僕もめちゃくちゃ気になるので、
行ってきました!
photo:10


2014年5月…。
県道46号線の途中で大峠橋を渡り、
佐賀幹線11.1号に入り少し登ると
幅員が広い場所があった。
手作りの登山口標識あり。
photo:13


この林道脇に駐車して、荒れた路を
登り、山頂までは約15~20分の山歩き。
photo:11


木々の成長は早く、踏み跡はすでに
ぼんやりとしていました。
photo:12


遥か昔には、胴別当とも書いた…。
との記事もありますが、残念ながら
当時の古地図を再見することは
出来ませんでした。

ここで一度、周辺情報の
おさらいです。

背振山(セフリ)の由来~

①茶降り山(サフリ)が訛った説。
②馬が背を振った、読み方説。
③古代朝鮮語のソウルが訛った説。
などなど。
photo:03


地理的に見ると、遥か昔大陸から九州へ海を渡ってきた朝鮮人たちが、
背振山脈を目印に渡海。
…移り住んだ民達は、その後故郷を偲んで自国語の名前を土地に残したと考えるのが、いちばん自然な気がする。
photo:06


ちょっと背振村史を開き、地名の由来を見てみる。


……ズウベット山、カンサコ、ウウフケ、モノバブイ、カッポ石、フウシケン、ゴンサン川、キビーウノ、ボロメキ、セーフドン、ニョン平など、朝鮮語とみられる地名が残っている。

ん~⁈

更にもう一冊。
photo:05



佐賀県大百科辞典より~

ヅーベット山、ヅーベットやま。
神埼郡背振村にある。
標高七ニ九・五メートル。
全山花崗岩からなる。
『神埼郡村史』の腹巻の項に
「胴別当山。蝦蟆石山、札ノ辻山、猫岳ヲ合称ス。村ノ東北ニ在リ広滝山村ト頂上ヲ分ツ。……官林アリ」とある。
西山武人氏。

やっと胴別当山の記述を確認~σ^_^;

700年代の律令制度以後、
”脊振千坊”といわれた一大霊場の
地に、別当・俗別当が設けられた…?
肥前国風土記の編纂もこの頃…。

古代朝鮮語と日本国制度が
時代を重ねていく中で、混同・訛り
現在のヅーベットになったのだろうか。

※アイヌ語説・ジャピー機説は…
遠いと思うんだけどな~σ^_^;
photo:04


山頂付近には石段の様な配置の
岩があり、人工的で不自然。
古代建築物の台座の痕跡に
見えなくもない。
photo:07


朽ち果てた山頂標識…
photo:08


ネット検索で何でも判明する現代に、
ヅーベット山の由来がなかなか解らない…

このまま謎のままの方が
いいのかも知れないですね。

↓ヅーベット山 山頂の360度画像
ねる999

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