007スカイフォール、遅ればせながら見ました!
オープニングからグイグイひり込まれるアクション。
そして、アデルの「スカイフォール」が流れ、キリコや、マグリット、ダリを思わせる映像美に心が高揚。
ジェームズ・ボンド史上最高峰と言われるダニエル・クレイグのアクションは最高にかっこいいのですが、ボンドの心の葛藤や謎に満ちたその生い立ちに触れ、アクションだけでないストーリーの奥行きに、心揺さぶられます。

そして舞台となるそれぞれの国の美しさ。
トルコ、上海、マカオ、ロンドン。。
サム・メンデスが撮る日本、観てみたいと思った方も多いはず。

セヴリンとともに囚われの身として連れて行かれる廃墟の島。

そこは日本の忘れ去られた島、「軍艦島」
をモデルに作られたそう。

日本の軍艦島より異国風に作られ、海に浮かぶ島なのに乾いた風が感じられ、シルヴァの孤独で見捨てられた子供のような心を見事に表現している。

それは最終の地、「スカイフォール」にも。
暗く重苦しい雲。がらんとして寒々しい大きな邸。だけど懐かしい温かさを含み、ボンドの心に去来する幼い頃の記憶。

ラストは切なくも未来に向かってく。
007はアクションに目が向きがちだが、スカイフォールはストーリーもしっかりしてて、映像美も素晴らしく、見応え充分でした!