夜はテレビでマンチェスター・ダービーを観戦。埼スタ、秩父宮、そしてテレビでフットボール漬けの一週間を送っております。
ただでさえ特別なマンチェスター・ダービーですが、今日の試合はまた格別。ノスタルジックな雰囲気が漂う試合となりました。
1958年2月6日に起きた「ミュンヘンの悲劇」の50周年を偲び、選手たちは胸スポンサーもナシの当時の復刻版のユニフォームを着用して試合に臨みました。
ユナイテッドとしては絶対に勝ちたい試合だったと思いますが、シティがオールドトラフォードでは1974年以来、34年ぶりに勝利し、ユナイテッドは今季ホームで初黒星となりました。ちなみに、ホーム&アウェイの2つのマンチェスター・ダービーをシティが制したのは実に38年ぶりとなります
なお、オールドトラフォードでは訪れたサポーターのためにスカーフ(マフラー)などの記念品が配られたのですが、直後からオークションサイトのeBayに多数出品され高値が付いているという記事を読み、eBayをチェックしてみたら、目を疑うような金額が並んでいます
8万ポンド・・とか、10万ポンド・・・日本円にして2千万円前後なんですけど・・。
別の記事を読んでいたら、根っからのユナイテッドファンであるライター、お馴染みアンディ・ミッテンが、「真のユナイテッドファンはこんなことをしない」etc etc。怒りのコメントを出していました。
<ご存じない方のために>
ミュンヘンの悲劇とはチャンピオンズリーグの前身である、チャンピオンズカップの準々決勝に進出したユナイテッドが、1958年2月6日、ユーゴスラビアのベオグラードでの試合の帰り、給油のために寄ったドイツのミュンヘン空港で、3度の離陸に失敗し、機体が大破。8人の選手を含む23人が犠牲となった悲劇です。
全世界に衝撃を与えたこの飛行機事故からわずか10年後。飛行機事故で奇跡的に一命を取りとめたマット・バスビー監督と、若きボビー・チャールトンが中心となり、その後、加入したジョージ・ベストなどの活躍もあり、欧州1に輝きました。
このミュンヘンの悲劇から、初の欧州1のタイトル獲得といった一連の出来事が、イングランド国内のみならず世界中に多くのユナイテッドファンを持つきっかけとなったとも言われています。
この話については、「I英国フットボール」でも書いています!!
オールドトラフォードには、この悲劇を偲ぶものがいくつもあります。
有名な「ミュンヘンクロック」
またスタジアムのミュージアムにも、ミュンヘンの悲劇コーナーが設けられています。マンチェスターへ行かれる方は、ぜひ足を運んでみてください。