お盆に帰省していた
平戸市 的山大島での滞在日記の続きです。
船の中で、
叔父、叔母の知人ら何人かと会いました。
叔母さんからの連絡を受け、
駆けつけてくださっているようです。
おじいちゃんの姿が見えないな…
と思っていたら
おじいちゃんだけ第1便の船で
おばあちゃんの元に向かっていたそうです。
何か、居ても立っても居られない、
胸騒ぎみたいなものがあったのかも
しれません。
私たちがおばあちゃんの入院する病院へ
到着した時には、
もうおばあちゃんは亡くなっていました。
眠るように
安らかに…。
おじいちゃんがそばに付き添っていました。
おじいちゃんだけギリギリ間に合ったそうです。
4日前に初めておばあちゃんとお会いして
挨拶をしたばかりなのに
もう、お別れ。
でも、お盆で皆が帰ってきている
時だったので
最後に皆に会えてよかったかもしれません。
おばあちゃんと最後のお別れをしたら
ご遺体になってしまったおばあちゃんを
島へ連れて帰りました。
おじいちゃんがおばあちゃんにそっと、
『帰ろか…』
と声をかけていたのを見て
また涙が溢れました。
次の船の出発時刻まで待てない。
一刻も早く連れて帰りたいとの思いで
叔父さんたちが乗ってきた
叔父さんの漁船に棺を乗せ、
ロープでしばり、青いビニールシートをかけました。
私たちと同じ船で駆けつけた
叔父、叔母の知人たちもいつの間にか
船に乗っていて
おばあちゃんの棺を乗せるのを
手伝ってくれました。
素晴らしい連携プレーで
もたつくこともなく、
あっという間でした。
島での生活は
いろいろな民間サービスがないから、
こういった時に手伝ってくださる方々が
いて、本当にありがたいです。
自分たちで出来ることはなるべく自力で。
できないことも島のメンバーで協力しながら生きていく。
人との繋がりの大切さ、有り難さ、
そして島で生きる人々の強さを感じました。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。