世界三大スープ、トム・ヤム・クンの烏賊バージョン♪
「クン」は海老のタイ語で、「プラームック」が烏賊のこと。
ハーブとスパイスの複雑な香りに酸味と甘味があって、唐辛子の辛味がかなり効いたスパイシーなスープ煮です。
やっぱり暑い季節にはこういうエスニック系のものが欲しくなります(｀∀´)
最近はすっかりタイ料理の材料も手軽に入手できるようになって、タイ料理ファンのわが家にはありがたい限りなんですが、今回は生のレモングラスというとびきりの素材が手に入りまして。
いつもよりさらに本格的な味と香りに仕上がり大感激～
タイ料理って、暑い国の料理のせいか、あまり長時間火の前に立って調理するものがないような気がする…
材料さえそろえてしまえば5～10分くらいでできちゃう簡単さ。
なのに、スパイスやハーブ、ナンプラーなどの調味料のおかげでとっても深い味のものが多いです。
トムヤムクンもそうなんですが、食べるときにちょっとだけ注意。
酸味のあるスープを勢いよく啜ると、むせちゃって「ゴホッ！」ってなることがありますよ～
それにしてもオイシイ～～♪
～烏賊の甘酸っぱいスープ煮☆トム・ヤム・プラームック～
・烏賊 1杯（200gくらいのもの）
・しめじ 1/2株
・パプリカ 1/4個
・もやし 1/2袋
・水 200cc
・香菜（葉） 適量
スパイス
・レモングラス 7～8cm（根本部分）
・カー（生姜） 小1片
・にんにく 1片
・こぶみかんの葉 3～5枚
・香菜の根 2本分
・とうがらし 3～5本（できれば生）
調味料
・ナンプラー 大さじ1.5
・砂糖 小さじ2
・ライム汁（レモンでも） 1/2個分
1.烏賊は1.5cmくらいの輪切りにする。しめじは小房に分け、パプリカは8mmくらいの幅に切る。もやしはひげ根をとっておく。
2.レモングラスは斜め薄切りに、カーとにんにくは薄切りに、唐辛子はぶつ切りにしておく。香菜の根は軽く叩いて香りを出しておく。
3.鍋に水と2を入れて沸騰させ、2～3分してから烏賊としめじとパプリカを加える。烏賊に火が通ったら調味料ともやしを入れて火を止める。器に盛って香菜の葉を上にのせる。
タイの人は生もやしがお好きだそうで、ほとんど生に近い状態で食べてらっしゃいます。
このレシピでも最後に入れて余熱で軽く火を通す程度にしてますが、お好みで少し煮込まれてもよいかと思います。
生唐辛子は辛味が出るのが早いのですが、鷹の爪を使う場合はしばらく水につけて辛味を引き出してください。
香菜の根はタイ料理のスパイスとしてよく使われます。
手に入らなければ仕上げ用の葉っぱを多めに入れたので代用できますが、入れると「これぞタイ料理！」って香りになります～
冷凍もできますので、株ごと買ったときに冷凍しておくといいですよ♪
もちろん、烏賊の代わりに海老を使えば「トムヤムクン」になります:*:・(￣∀￣)・:*:
これが本日の特選素材「レモングラス」の根本部分♪
別名：香り茅、というそうです。
レモンによく似てるけど、ワイルドな干し草らしさのある香りがします。
葉っぱ部分を使ってもいいんですが、その場合は香り付けだけで食べません。
根本部分をスライスしたものは一緒に食べちゃってよいのです♪
よくタイ料理のスパイスって「食べるものなの？食べちゃいけないものなの？」と聞かれますが…
食べられるものは食べちゃっていい、のです。
乾燥させたこぶみかんの葉やレモングラスの葉、カーなどは、食物としては食べられますが、モソモソしたり固かったりと、決しておいしいものではありません。
したがって、食べなくてもOK.
生のレモングラスの根本部分、生の唐辛子、香菜の根は野菜感覚で食べられます。
初めてタイ王国で一人旅をしたとき、スパイス類をどう食すべきか知らなかった私。
なんと、ぜ～んぶキレイに食べちゃいました(´∀｀)
もちろん固いカーの塊やこぶみかんの葉、モソモソした繊維質いっぱいのレモングラスの葉っぱも…
言葉が通じなかったので「このスパイス類は食べられる？」って聞けなかったの。
そこまで事前に考えて調べてなかったの。
目の前においしそうな料理が並んで、食べ始めてから気付いたの。。。
ぴっかぴかに磨いたようにきれいになった私のお皿を下げるとき、お店のスタッフさんは「どんだけお腹空いてたんだろうね、この人は」と思ったことでしょう。
あぁ、懐かしくも恥ずかしい思い出です。
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