こんにちは、伊野佳代子です。
古きよき。
デッドストック、アンティーク、ヴィンテージ
デッドストック...長期間未使用で眠っていた在庫品
アンティーク...製造から100年以上で一定の価値あるもの（1930年代以前）
ヴィンテージ...製造から100年未満で一定の価値あるもの（1930年代以降）
希少価値が高いものも多く、一点モノという特別感も魅力のひとつですね。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど
様々な国から仕入れをされています。
私が若い頃（10代20代）は、アメリカンカジュアルのTシャツやリーバイスなどを楽しんでいた記憶。
古着というと人によっては、「中古」「汚れがある」「カジュアルすぎる」「若い子のファッション」のようなイメージを持つ方も少なくないかもしれません。
しかしここ最近は、大人女性が楽しめるヴィンテージショップも増えているので、私自身もワンランク上のヴィンテージカジュアルを楽しむことが増えました。
むしろ、気持ちがより昂るのはヴィンテージだったりもしている。
それも遡ること20年前の私は、ジュエリーやバッグを扱うセレクトショップで働いていました。
アンティークやデッドストックを用いたリメイク品がメインで、仕事なのか自己満足なのかもはや境目が分からないほどの昂る気持ちで働いていたんです
すごく自分の審美眼が磨かれた時代でした。
その当時のアンティークジュエリーたちは
今もなお愛用しています。
100年以上の時を経て、いつもスタメン。
身につけては磨き、ますます存在の輝きは増しています。
私の財産であり、娘たちに引き継ぐ（どうかな？）形見くらいに思っています。
そして、新しいものと古いものを重ねる楽しさも
ファッションの醍醐味だなと感じる今日この頃。
古い服やジュエリーから歴史や知識、デザイン性や美を学ばせてもらえる。
はたまた、正規品では手が出ないけれども、ヴィンテージならハイブランドも楽しめてしまう。
私にとってファッションは
楽しむものだと思っているので
無理しすぎるのは窮屈になる。
自分の今の現状や環境にいい塩梅で
気持ちが上がり満足も得られるものでいいと
思っています。
このバッグはCELINEのドクターズバッグ。
正規品では30万円代でしょうか。
今の私には相応ではないけれど
ヴィンテージなら4万円代で手に入ります。
人それぞれ、今の自分に見合うモノであれば良いし、私はこのユーズド感がたまらなく好き。
それでいい、ではなく
それがいい、のです。
これが「主観」だと捉えています。
デニムもヴィンテージならではの表情や奥深さ、
普遍的なのに個性を感じる唯一無二の存在感。
特に私は昔から、リーバイスのヴィンテージデニムで作られたリメイク品が好き。
もちろん今のファッションも好き。
そこに、ヴィンテージやアンティークを重ねて
違う時代の魅力を和える、とでも言うのか。
その合わさったハーモニーみたいな、自由で個性が溢れたファッションにもハマっています。
このニットもブラウスもネックレスもヴィンテージ。
デニムとブーツはここ数年のもの。
そんな感じで古いものと新しいものを自分なりにアレンジして楽しむ。
そこが「自分スタイル」なのかもしれません。
その「自分スタイル」を創るには
やっぱり基礎的な知識も必要だったりします。
基礎を守り試行錯誤して
基礎を破り自己流に導く。
そんなことを伝えていけたらいいな、なんて思ってもいます。
結局のところ
自分でアレコレ吸収しながら試して
最終的に自分に落とし込む。
私もまだまだ修行の段階。
だから、みなさんも今すぐ完璧や正解を求めずに
急がず楽しみながら自分のファッションを見つけていったらいいのではないかなと思います。
実家や自分のクローゼットにも
もしかしたら宝が眠っているかもしれないですね。
既存のアイテムを大切にしつつ
そこに新しいアイテムをバランスよく和えてゆく。
ファッションは楽しむものです。
それではまた♡
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