大人カジュアル伝道師 伊野佳代子です。
この春購入して愛用しているTシャツ。
天然の草木染めTシャツ。
このグリーンのダイダイ染めが、なんとも落ち着く心地よさで、さらに渋さと深みが感じられて、ナチュラル×辛口というmixが私好み。
あえて女性らしいアイテムに寄り添わせたくなる一枚です。
このTシャツは、インドネシアのバリ島で、
ナチュラルなものだけを使用し染色された
１００％天然の草木染め。
ちなみに、このグリーンはインディゴとマンゴーで染色したそうです！
このTシャツを購入した時
色合いやデザインが好きということに加えて
ブランドやデザイナーさんの想いが
たくさん散りばめられていることを知り
ワタシのココロはトキメイタ。
WALANCE（ワランス）というブランド。
デザイナーさんが世界50ヵ国を旅した経験から、
旅をインスピレーションしているそうです。
Balancing Your Aesthetic
あなたに、世界に調和する。気のいいふく
コンセプトにも、ココロウバワレル。
このTシャツのこだわりである
天然の草木染という手法、
そこには環境問題などの
今の時代背景とそれに対する作り手の想いが
込められていると感じました。
染めの素材である草木を自ら育て、
染める時に流れ出る水が
またその草木の命となるように
薬品を使わない100％天然の工程
デザイナーさんとバリ島の現地の人の
その工程に込める想いは
ぴたりと一致しているんだろうな、とも思います。
そもそも、一枚のTシャツから
なぜそんなことを意識したのかと言うと、
取り扱いのセレクトショップの店員さんが
購入時、簡単にブランドコンセプトを伝えてくれたんです。
もっと知りたいと思った私は
その後デザイナーさんの記事などを読んで
詳しく知ったという経緯がありました。
だからこそ、ブランドの想い、現地の人の技、環境に対する想いを服から感じとれたんです。
どんなモノゴトにも、それぞれ想いがあって
想いだけがひとり歩きせず行動も伴っているからこそ
それを手に取った人の理解や共感や感動を生む。
その時の私には、
シンプルにもっと知りたい
と思う気持ちが存在していて、
もっと知りたいという行動から
私はこのブランドのことを
深く知ることができた—
このＴシャツに袖を通すたび、
想いや染色についてのアレコレが浮かぶんです。
まさに、作り手の想いとつながったわけで、
とても幸せなことだなぁ、と思います。
このTシャツをきっかけに
バリ島のことや
天然の草木染のお洗濯方法まで知ることができました。
知識という副産物です。
ノベルティでいただいたエコバッグ。
これはマンゴーで染色しているそう。
マンゴーと聞くとこれまた愛着がわく♡
そして、Tシャツに付いていたタグ。
これはシードペーパーと言うそう。
このタグは再生紙で
中に植物の種が入っていてそのまま土に植えて育てられる。
なんと嬉しい♡
早速育て始めてます。
ガラスの向こうの植物たちみたいに
早く陽の光を全身に浴びたいだろうな、
と想いをめぐらせながら。
うまく育てられるかは私次第（笑）
あ、可愛い芽が出てきた。
一体どんな花が咲くのだろうと
心地よい緊張感が毎朝私を待っている。
一枚のTシャツから
こんなにも世界が広がった
というお話でした。
ちょっと気になったことに
意識を向けて興味を持ってみることで
見事に世界が広がりました。
まるで湧き出る温泉のように
次から次へと情報が溢れる豊かな時代の中
とても助かることもあるけれど
自分の限られた時間の中で
何に興味を持って、意識を向けていくのか。
そして何を選んで、この手で掴んでいくのか。
そんなことを考えながら
自分らしさを積み重ねていきたい。
ファッションは自由で広いからこそ
それが迷いとなる部分はもちろんあることも事実。
自分らしいファッションを手に入れるためにも
ノウハウに頼るばかりではなく
想像力を持ち合わせていたいと
いつも私は思う。
その想像力を用いて
お客さまひとりひとりの個性や人柄、
ライフスタイルとファッションを繋げていくことが得意であり楽しいことでもあるのです。
ファッションも、興味も、意識も、時間も、
自分が興味を膨らませたり意識を持つことで
きっと世界は広がるはずだから
どの場面でも自分の心が動くことを大切に選んでいきたいなと、
あらためて思った出来事でした。
それではまた♡
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