参加している自助グループミーティング


お酒を飲まずに過ごした17年


をお祝いしていただいた。


10年過ぎたあたりから


生きるのがだんだん辛くなってきた私。


なんでだろ。


自助グループのやり方を日々実行して


飲まない日々を積み重ねていけば


楽に生きられるようになると思ってた。


この1年間は特に仕事の問題が辛くて


飲んでた頃の考え方に


どんどん戻っていった。


休日に意味なくロングドライブしたり


夜は、朝が来なければいい・・・と思って


スマホ見ながら夜更かししたり


間違えないように


間違えて注意されないように


仕事できないヤツ


面白くないヤツ


と、噂されてるんじゃないか


職場で味方がいないような孤独感


常に気を張って無駄に神経すり減らし


疑心暗鬼に捉われ


苦しい。


神さま、助けてくれ。


と、毎朝思う。


やっとのことで出勤して


なんとか1日やり過ごす。


笑顔がどんどん消えていく。


作り笑いで頬や瞼が痙攣する。


17年間


私は一体何をしていたんだろう・・・。


周りを恨み


悲しんで死にたくなり


飲みたくなった。


飲みたくなってしばらくして気付いた。


職場の先輩が言うような


自分の病気に負けないってやり方に


合わせようとして頑張ってきたけど、


それこそが私が問題飲酒に


向かわせた考え方だった。


私はアルコール依存症で


命を繋ぎ続ける考え方を


自助グループで教えられたんだった。


私の病気は治らなくて


私の力では手に負えないものなんだ。


そもそも病気に負けている。


もう戦わない生き方を選んで


与えられた人生だ。


そんな風に思えてきたタイミングでの


今日のバースデーミーティング。


自助グループの先輩が言ってくれた。


「苦手なこと、向いてないことが


はっきり明らかになってきたということ。


決して無駄な時間を過ごしてきたわけじゃない。


より高度な問題に取り組んでいるんだよおねがい


でも大事なものは、


命だよ。」


高度な問題に取り組んでいる・・・


に気持ちが満たされる私は相変わらずだが


自助グループに参加したばかりの


私がグダグダだった頃から


私を見てきてくれた先輩の言葉は


力強く私に響いた。


確かに楽して手に入れたシラフの時間ではない。


1人で話し得なかった17年。


そのことに誇りを持とう。


その奇跡に感謝しよう。


そしてまた


飲まない1日を積み重ねよう。


そう思えたシラフのバースデー。