いのり



こんばんは。かよこです照れ




あれからずっと

考えていた。






何も前振りもなく




突然語り出した彼女の口からは





いつも

おしゃれでパワフルで凛とした






今は






自分でご飯を食べることも

洋服を着替えることも



歩くことも出来ない。







誰にも伝えないでほしいと

友が彼女に言ったのは






もう5年ほど前の

ことだったようだ。






病はかなりのスピードで

進行しているようだ。







状況を聞いても




わたしの耳が拒否をする。




何かの間違いなのか?






そう

それからずっと考えている。






友が望むなら

着替えや食事を

手伝うことはできるだろう。






それだって実際

感情移入して出来るかどうかも

わからない。





わたしに出来ること



今のわたしに出来ること






誰に断ることもなく

誰に許しを得ることもなく





ただ祈ろう



これがわたしの

唯一出来ることだから。




最後まで読んでくださりありがとうございます。




かよこでした。