イギリスの新聞
イギリスには大きく分けて、「高級紙」と「大衆紙」と呼ばれる新聞があります。大衆紙は写真&ゴシップだらけで、使用されている英語も品がなかったり・・。一般的に大衆紙は労働者階級の人が好み、高級紙はホワイトカラーの人が好むと言われています。
私が観察した限り、いわゆる労働者階級の人で高級紙を手に取る人はあまりいませんが、階級が上の人で普段は高級紙だけど、たまには大衆紙を読むというか見る人はそこそこいます。
以前は高級紙と大衆紙の違いは、紙の大きさでも一目瞭然でした。大衆紙は夕刊フジサイズ、高級紙はどれも日本の新聞と同じサイズだったのですが、最近ではどの高級紙も両サイズ刷っています。
夕刊フジサイズの方がめくりやすいし、読みやすくて最近はこのサイズしか買っていません。
有名な大衆紙といえば「The Sun」 とか、私がよく買う「The Mirror」・・でしょうか。これらの大衆紙はドイツでも本国の数倍の値段で売られていました。
代表的な高級紙は 「The Times」 とか「The Gardian」 。どの新聞を読むかで右派とか左派とかありますが、私自身は英語が読みやすい気がする「The Times」を買うことが多いです。でも、そのときの1面で選ぶことが多いですね(笑)
日本のように自宅に配達してくれることはないので、毎朝ニュースエージェントや駅のキオスクなどで購入するのが普通です。だから、洗剤やビール券がもらえる定期購読キャンペーンは私の知っている限りありません。
昨日のTHE TIMES です。
一面にベッカム様よりデカデカと掲載されたこの男の子は誰でしょうか?!
ご子息のロメオ君です。高級紙でも1面の半分近くがW杯関連となっています。
なお、The Sun も The Times も同じルパード・マードック・グループの傘下にあります。なので、The Timesは大衆紙批判ができないと皮肉られていたこともあります。
イギリスの新聞事情でした。