運が良かった地震の日・・・。 | 宮田佳代子オフィシャルブログ「ママレード・カフェ」Powered by Ameba

運が良かった地震の日・・・。


みなさん、大丈夫ですか?
 
大きな被害に見舞われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 
そして、それぞれがなんとか苦しい状況から一刻も早く脱出できるよう
 
お祈りいたします。
 
 
この日は下校時のboyを学校の正門あたりでピックアップし
 
そのまま犬を見に相模原のペットショップに行く予定だった。
 
14時35分。
 
学校から出てきたboyとお友達二人。
 
「今日は寄るところがあるから車で帰るね。」とお友達に説明し、別れた。
 
お友達二人はそのあとしばらく歩いて駅まで行き、地下鉄に乗る。
 
あの大地震はそれからわずか10分後に置きた。
 
boyをのせた車を走らせ、首都高速の料金所を過ぎたあたり・・・。
 
車内で見ていた都知事選のニュースの中継で
 
アナウンサーが「あ。地震ですね・・・。」と言ったのをきっかけに
 
いそいでNHKにテレビをチェンジ。。
 
 
本当にその直後だった。
 
 
まっすぐなコンクリートの道を走っているはずなのに
オフロードのコースを走っているような、
 
大きなこぶをいくつも乗り越えながら走っているような・・・。
 
「こっちも揺れてる!」
 
あたりを見渡すと、高速道路にきれいにならんだ街頭が
 
何かの踊りでも見ているように、みんな合わせて右・ひだり・みぎ・ひだり・・・と
 
大きく揺れている。
 
「車を止めよう!」
 
合流ゾーンに入ったあたりで、あわててハザードランプをつけて止まると、
 
周りの車もすでにみなその場にストップ。
 
その時の揺れったらない!
やっぱり高速の上は下の数倍揺れるのだ。
 
阪神大震災の時の高速の崩落の映像が頭に浮かんだ。
 
怖い!
 
 
しかし、車をとめたまま、その時の私にはもうどうすることもできないのだ。
 
ユッサ・ユッサ・・・。
 
ディズニーランドのぷーさんのアトラクションに乗ったことのある人なら分かるかもしれない。
 
乗っている蜂蜜のつぼが突然上下にぴょーん・ぴょーんと跳ねるところがある。
 
まさにそんな感じ。
 
新種のアトラクションかと思うほど、私の知ってる「地震」とは結びつかない大きな揺れだ。
 
 
「ママ、怖い!」
 
助手席のboyに叫ばれてはじめて我に返る。
 
しっかりしなくちゃ。
 
それでもやぱり冷静ではいられない自分がいる。
 
「大丈夫だから!すぐおさまるから!」
 
そういいながら足はかたかた震えるわ、手は冷たくなってしまうわ・・・。
 
本当に情けない。
 
 
でも、本当にたまたまboyを学校前でピックアップし、
 
私たちはどれだけラッキーだったか知れないのだ。
 
 
 
正門のところで「ばいばい」と別れたお友達はどうしただろう。
 
ずっとずっと気になっていたけど、こういうときはぐっと我慢だ。
 
大事な通信が出来なくなってしまう。
 
 
自分が安心するためだけのメールなんて送るべきでない。
 
何も生まない。
 
がまんしよう。
 
ぐっとこらえた。
 
 
 
結局高速はすぐに次の出口でおり、一般道を使って自宅まで帰った。
 
 
 
もし、boyがもう地下鉄に乗ってしまっていたら?
 
彼はどうしただろう。
 
途中の駅で他の大人と一緒におろされ、
 
どこかの避難所に移動させられたら、
 
私たちはどうやって彼を見つけられるのだろう。
 
携帯ももっていない・・・。
 
持っていはいけないことになっているのだ。
 
 
Boyは近くの大人に携帯を借りることができただろうか。
 
公衆電話は長蛇の列だろう。
 
小銭は足りるのだろうか。
 
そもそも電話自体、なかなか通じないのだ。
 
 
 
結局とても気になっていたお友達は
 
地震発生直後に学校の先生が駅に出向き
 
駅に残された子どもたちをピックアップして学校に戻ってくださったおかげで
 
路頭に迷うこともなかったようだ。
 
 
今回のことで、のんきだった私たちも危機管理という意識が持てたかもしれない
 
もう少し細かくケーススタディーしておく必要がある。
 
 
特に、親の勝手な希望で、電車通学を子供にさせている親には、
 
 
大きな責任があると痛感した。
 
 
 
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