絵本。
ってことで、絵本セラピーに参加しました。
え?inkoついにスピリチュアル系に手を出したと思われたかもしれませんが、市が主催のイベント(無料)なので安心して読んで下さい。
絵本セラピーとは、絵本セラピストの方が読み聞かせをおこない、その感想を参加者が述べ合って、絵本を楽しもうという会
今回のテーマは、「ことば」
イベント内で合計6冊の絵本を読んでいただき、その絵本に関連したお題について、各自の思いを発表しました。
例えば、この絵本に出てくる
「ほんとうのにいちゃん」に対して、あなたならどう 声をかけてあげますか?
というお題で、おにいちゃんに見立てたお風呂のアヒルちゃんに向かって、ひとりひとり話しかけました。
私は、「すごいやーん!」
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人は、不安より不幸を選びがち。
これは心理学で立証されています。
まぁ、今回は鶏やけど、別におにいちゃんはたまごの状態が不幸だとは思っていませんが、殻にヒビが入った日は不安だったんですよね。もうお母さんにたためてもらえなくなる、みんなに優しくしてもらえなくなるって。
結局、にいちゃんは強制的に、にわとりになってしまったんですが、不安を乗り越えて変化し、成長した彼対して、すごい!と褒めてあげたいと思いこの言葉をかけました。
6冊の絵本とそれに対するディスカッションすべてが良かったのですが、一番印象に残っている絵本を紹介します。
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*
『ぼちぼちいこか』
保育園、小学校の時に、読んでもらったし、自分でも読んで絵本。
確か、家にもあった気がする🤔
実はこの絵本って原作が英語なんですね
この絵本はざっくり言うと、主人公のカバくんは何をやっても駄目な不器用な男。
日本語翻訳された本では、味のある関西弁でカバくんの失敗をユーモアに表現しています。
一方、原作(英語)オチの部分はすべて「No」とのみ書かれています。その文字が次第に大きくなり
「No」
「No」
「No〜」
となっていくのですが、それを「はなしにもならへんわ」「こら、あかんわ」など多彩な表現で意訳しています。
カバくんのチャレンジしたことに対して「失敗」ではなく「経験」として捉えている翻訳者さんの心の広さに関心します。
最終的に途方にくれたカバくんは、ちょっとひと休み。
「ま、ぼちぼちいこかーということや」
↑のことば、カバくんが言うから味がありません?
20年ぶりこの絵本を読んだのですが、20年前(小学校低学年)なら、「カバ、ダサっ」ってカバくんの不器用さと、それでも挑戦する姿にイライラしていました。
それがさ、アラサーになって読むと、カバくんいい男じゃん!会ってみたいわって思うんですよ。だって、1ページ目(確か消防士だったはず)の夢が叶っていたらこの絵本は打ち切りですよ。
何十回の失敗(経験)をしていたカバの言葉には重みがあります。ようやく言葉の重みが体の重みに追いたね、カバくん!
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私は今の会社に入社して7年目になりますが、これまで2度の異動を経験しています。今が3つ目の部署。
中規模の会社なので、頻繁な人事異動なあまりありません。人事異動というより組織改正で業務内容が変わることはよくあるそうですが。
これまで所属していた2つの部署では、中途半端な形でお別れしてきて、正直、何も強みがない自分がコンプレックスだったんです。
おまけにプライベートでも、いろんな本を読んだり勉強会に参加したりしているけど、極められたかと言われたらNO←
でもね、その分、仕事でもプライベートでも話すネタはたくさんあります。
あとね、一見関係なさそうな分野においても、ここで学んだ内容って別の分野でも使えるんじゃない?って自分しか作り出せないアイデアや意見もあります。
この絵本セラピーの後は手話通訳者研修の予定でした。本職で手話を使っている人や、手話歴20年以上のおばさんだらけ(というより、そういうおばさんしかない)の勉強会、行きたくないですよー
あと、来週は仕事で業績面談があります。異動して半年しか経ってないもーん。そもそも仕事もらえないしさ。内心、このプロジェクト終わったらまた異動でしょって思ったら、このソフトの仕様なんて頭に入ってこんし←
でも、ひとつひとつ経験だと思って、時にはたまごねえちゃんとして強制的に望まない立場や状況に陥ることもあるでしょう。
そういうときは、まずは不安を乗り越えた自分に対して「すごいやーん!」って褒め称えてあげたい。
そのうえで、
「ま、ぼちぼちいこかー」
と寄り添ってあげたいです。
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イエベの私はラベンダーベージュを選択◎
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