中学2年生
やっとクラス替えがあった。
期待していた。
一人ぼっちの学校生活から脱出出来る可能性
期待していたが…
オキちゃんと再会した。
嫌な予感…
時は流れてるとはいえ
関係性は全く変わらない。
私もオキちゃんも 変わっていなかった。
この2年生のクラスは学年で虐められたり
ちょっと問題ある子を集められたそうで
何人か虐めらた経験ある子がいた。
そんな事は後から知った。
クラス替えしてニコニコしてたら
男子のグループの中の一人が
「あ！カヨと一緒やん。最悪や」
「汚い顔！」と言われた。
全体的に虐められてるんやと
早々実感した。
ギター部を辞めて、毎日プラプラしてた私に
オキちゃんが「バレー部入らへん？」と誘ってきた。
部員は3年生1人 2年生3人
オキちゃんは先輩と一緒に居る事か多く
同級生の2人とは少し浮いてた。
「マネージャーで入部したら？」と言われて
それなら出来そうと思って入部した。
ボール拾いとか 細々雑用してました。
仲間というより "よろずや""サンドバッグ役"
中学2年生は楽しかったか？と言われると楽しくなかった。
なぜバレー部に居るの？と言うと
やる事がなかった。
一生懸命ボール拾いして走り回ってると
野球部の子らも 体育館に来てめちゃくちゃ笑われた。
恥ずかしいのと 恐怖を感じながら気が付かないフリしていた。
時々「キモイ！ブス！死ね！」と罵声を浴びせられた。
バレー部の子らも一歩引いて虐められている様子を見ていた。
クラスではオキちゃんにマウント取られ、
バレー部でもオキちゃんにマウント取られ、
他の子も「虐められてる子」という扱いだった。
何か言い返すと4人で反論される。
クラスでは 仲良しグループはあったけど
中心はオキちゃんだった。
毎回誰かはハミられる。
ハミられないように努めると言う毎日。
けれど 1年生の時よりマシだった。
一人でぽつんと居る事は無かった。
なぜかオキちゃんは私を連れている事が多かった。
独りでは無かった。
表面上は何となく一緒に居る
そんな友達関係だった。
ある日
靴箱に手紙が入っていた。
不幸の手紙やった。
「最近楽しそうやね」と始まり
「ホンマうっとーしい！どっか行け❗️」
「お前ホンマに性格悪い」
「死ね」
筆跡から中学1年生の時のクラスの子やなと思った。
陰湿さを感じた。
今思えば生き辛い日々だったなと
思います。