チリに住んでいて、チリ人ってイメージする陽気なラテン系とはちょっと違うんだけど、やっぱりラテン系だなって思える特徴も見てきました
それは気持ちを大切にしてる所
だからラテン系って情熱的なイメージになるんだと思う
きっとね「自分の気持ちに素直になる事」みたいな美学が有るねー
気持ちに素直になるって、その時の気分で動きたいって今のこの時の気持ちを尊重するんです
だから約束なんてしても、その時の気分で約束なんて破られちゃう
そもそも計画を立てても、その時の気分が変わるかもしれないので、計画は立てたくない
みんながそうだから、そういうので社会が成り立ってます
私は日本人なんで、計画立てた方が無駄がないのにって思ったりもするけど、縛られず自分の気分が乗ることだけをするのも気楽で良いもんです
そんな考え方だから陽気なイメージなんだと思うし、我が子も半分ラテン系なんでそういう良い所を受け継いで欲しいと思います
でも住んでいたら悪い事もしっかりと見えてきて、論理的に考える事をしないで気持ちを優先するから、間違った選択をする場面もよく有ります
そういう時にいくら論理的に科学的な証拠も持ち出して説得しても、理解してくれんよ
「なんとなく怖い」とかで片付けられちゃう
もしかしたら思考停止にさせる原因も、気持ちに素直になる事が関与してんじゃないかとも思う
そして陽気なイメージとは逆に、不安に駆られてる人や精神的に弱い人も沢山います
その不安も気持ちを優先するばっかりに、なんとなくの不安が重視されて積み重なって精神的にまいってるんだと思うんです
だから我が子には、良い部分を教えたいと思う反面、リスクの方が高すぎて教えたくないと思っています
そしたら子どもの気持ちを尊重する子育てって、ちょっと考えながらじゃないとリスクが高いと思うんです
子ども一人一人を尊重するのは当たり前に大切な事だけど、子どもの気持ちを尊重する事は、親はしっかりと意識するべきだと思います
イヤイヤ期の子って気持ちを分かってあげる事が大切だし、時々親の方がが折れないとどうにもならない場面が有ります
だからって、それを続けるような子育てをするのは危険だと思うんです
子どもって経験値が圧倒的に少ないのに、その気分を尊重して行動させても間違ってる事が多いに決まってますよね
だいたい幼児期って、人見知りとか場所見知りとか、サバイバルのために与えられた様な動物的勘もあって、それが気分になって意見してくると思うんです
そういうサバイバルはもう必要ない人間社会なんで、それをいちいち尊重するのは良い機会を逃す事になると思います
その気持ちは間違ってる事を気づかせるための選択を親がとってあげて、湧き出てくる気持ちがいつも正しいわけではないという経験を積み重ねてあげる事が大切だと思うんです
仮に幼児の気分が乗らない事を排除してしまうと、実際は楽しい経験になったかもしれない事も排除してしまうんで、ちょっとかわいそうです
最初は気分がノリノリではない事の中にも、最終的に達成感から高揚感を味わう事ってありますよね
そういうのって子どもよりも親の方が分かってる事が多いと思うんです
そして気分が乗らない事をやるハードルを下げてあげる事も、親として幼児期に手伝ってあげときたいもんです
エイシート、コロ無しの自転車の練習が嫌で嫌で私が一番頑張って練習させてました
乗れる様になって楽しい事が分かって良かったし、案外コケても平気って事が分かったみたい