昨日のブログにも書いたように
ウチの家系は
商売人の家系なんっすよね
ウチの家は
「美術工芸品」の工場と卸しをやってたんで
美術関係の親戚はいても、
歯医者とか近い親戚にいませ~ん

父が医者を志してた・・・て事も一切なし

長男なんで
普通に家の商売を継いで
平凡に暮らしてましたさ
なのに・・・
私が物心ついた時から
父は
「大きくなったら歯医者になりや~」
て、言うてました

「医者」・・ではなく「歯医者」・・
「歯医者」に特化してました!
「歯医者」限定なんです!
なぜ、「歯医者」でなければいけなかったか?
そこには、深~い親心があったのでした
それは・・・
歯医者は命にかかわらないから・・・

いやいや・・・
歯だって命に係わる事だってある・・・
そんなことは思いもしなかったようで・・・

娘に、命にかかわるような重荷を背負わせたくない・・という
親心でした
ありがたいけど・・・それが「歯医者」になったのね

夕ご飯の終えた、くつろぎタイムには
いつも
「歯医者になれ~歯医者になれ~」って言ってましたよ
まぁ、私も大きくなり
中学を、私学の
大学まである学校に入学した時点で
父は、私をあきらめて
妹に「歯医者になれ~」って言い始めました
んな・・・ね・・・
受験勉強ロクにしてないのに
二人とも無理に決まってるやん
私はバレエ三昧で妹はおしゃれ三昧

普通に考えてムリ、ムリ

そんなこんなで
いつの間にかウチの家から
「歯医者」のワードは消えていったのでした
[続く]
