ドレス作成のご依頼をいただいて、作らせていただきました。
ご自分で作られる予定で、本や材料など購入されていたけれど、忙しくて間に合いそうにないとの事で、代わりに作らせていただく事になりました。
私はもともと洋裁を本格的に習った事はなく、洋服を作る時には本を見ながら作っています。
今回お借りした本も型紙付きで詳しく書いてある本でしたので、じっくり読みながら作り始めました。
本にはスカートとビスチェを別々に作る作り方が書いてありましたが、できればワンピースタイプとのご希望だったので、挑戦してみることに。
サイズに合わせて調整をしながら型紙を作り、裁断しますが、長いスカートはとても場所をとりますね。
ダイニングテーブルが180cmあってよかったなぁ、と思いました。
スカート部分は、下にくるサテンは5枚、上2段に重なるオーガンジーは10枚同じサイズに裁断します。すごい量の布です。それを縫い合わせていけばスカートの形になりました。
ビスチェ部分はピンクのサテンにレースを重ねて縫い合わせてあります。
表布を縫ったら、形が綺麗に出るよう「ボーン」を縫い付けるのですが(結婚式の時、そんな感じの下着をつけた記憶があります)、近所の裁縫屋さんには置いてないもので、相談した結果、硬めの接着芯と針金で代用する事に。
1度仮縫いして、試着していただくと、バスト部分を詰めて、丈をやや短くという事になりました。
中のサテンを少し見える様にしたい、との事でしたが、裾の処理に悩んでしまい、結局今回はこの形にできませんでした。
ご依頼いただいてちょうど2週間、昨日無事にお渡しする事ができました。
そして、喜んでいただけたとの連絡があり、安心しているところです。
私自身も「ドレスを作る」なんて思いもよらなかったのですが、依頼をいただいたおかげで、貴重な体験ができました。しかもとても楽しかったです。
同じもの、慣れたものを作り続けるより、新しい事に挑戦するのは本当に楽しい事ですね。
「ドレスを作った事がある」という項目が自分の中にできたのは嬉しいです。
さて、来週のピアノ教室のクリスマス会に向けて、子供達の衣装、作り始めます。