現在私はスコットランドに住んるが、スコットランド英語はかなり難しいなと毎日感じる。「母国語が日本語で英語が話せます。あ、少しスコットランド語も」みたいな感じ。もう少し上手になったら私ってトライリンガルになれるかもとか思うが、まあそんな日は来ないでしょう。
昔日本に住んでいて、こちらに遊びにきた時よく夫に「ねえ、英
語話してくださいって聞いちゃダメなの?」って素朴な質問をした事があるのを覚えている。当時の私にとっては真剣な質問だったと思うが、今思えば失礼極まりないにも程がある気がする。しかしながらチャンネルを合わせればスコットランド英語が聞こえてくるかというとそんなもんじゃない。やっぱりスコットランド英語が話せるようになれば絶対トライリンガルと呼べるに違いないと自負している。
スコットランド英語の全てがわかりにくいのだが、
私がこちらにきたばかりの時には買い物に行ってレジの人が言っていることさえも聞き取れなかったのを覚えている。
「Thanks 」といえば「ネーボザーヘン」と言われ、何を聞かれたのか、なんと答えていいのかわからず挙動不審に陥った事がある。
いやあ・・・。きついわ。そもそも日本で習う英語は「Thank you」といえば、You're welcomeとアマニュアル通りの返事が返ってくるのが普通のようにならうわけで、日本にいる外国人我が夫を含め「ネーボザーヘン」なんて言う事はなかった。
ちなみに我が夫はバリバリなニュートラル英語を話す。私の英語は夫から習うので私にわかるわけがない。
先日一人の女性と知り合い彼女の名前は「ジェル」だといことだ。面白い名前だと思って家で話題にしたらジェルではなく彼女の名前はジルだという。こういう時、私は常に困る。実際なところ、彼女をジェルとよぶべきか、ジルと呼ぶべきなのか。」じゃあ私の知っている、プルプルゆれるジェルは一体どう発音するのか。頭の中で次々疑問の連想ゲームが始まる。
こんなことだけじゃない。スコットランドは変化球をいっぱい持っていて対応しきれないことがしょっちゅうあり永遠に戦い続けるのだと感じる。
ネーボザーについての解説は次回書いてみようと思う。