今週からまた6週間の研修期間。
職業訓練2年目は、6歳以上の施設で研修しなくてはならない。
ということで、特別支援学校で研修をすることにしました。
これまで障害のある子と接したことがなかったので少々不安ではあったのですが、保育士学校の同級生二人が、
「障害のある人と働いていた2年はとても幸せだった・・・!」
とキラキラした目で語るので、試してみたくなりました。
ちなみに保育士の資格で、27歳までの施設で働くことができます。
幼稚園や学童以外にも、精神病院で働いたり、障害者施設で働くことも可能です。
初めの日は8年生のクラスに配属。8人のクラス。そのうち3人は言葉でのコミュニケーションが難しい子。
でも自然に「できる子」たちが、そういう子を助けるんですよね。一緒に1年生の時から育ってきてるからだと思いますが、ジーン、、としてしまいました。
喋れなくて車椅子に乗っている子は、みんなの「赤ちゃん」として可愛がられている感じ。
後の子達は話している分にはそんなに感じないのですが、8年生で2年生くらいの教材をやっていました。
次の日からは5年生のクラスに配属になり、生徒は7人で、先生が3人ついてます。一人の生徒には補助員がずっとついてる。と言っても一人で歩けるし、食事にもトイレにも行けるのでそんなに大変ではありません。
二人は言われなければ障害があるとはわからない感じだけど、5年生なのに、一年生の教材をこなすのがやっと。
人は見た目ではわからないものです。
1週間働いた感想としては、今まで研修した普通の幼稚園に比べて、
1.子ども一人ひとりにきちんと向き合える時間と人手がある。
2.学校なので授業と休み時間がありメリハリがある。
正直、普通の幼稚園で働くよりずっと楽です。
それに、ずっと自由時間みたいな幼稚園より、プログラムがきっちりあるところの方が私にはあってそうです。
1日の流れはだいたいこんな感じ。
8時に 朝の会開始。
挨拶と日にちを言う練習。
手話でも同じことをする。その後今日の時間割を一人が読み上げる。
朝食の時間。
1時間目ー美術の時間で、かぼちゃの切り絵を作る。
休み時間 20分
2時間目ー「味覚を刺激する」授業。ジュースを飲んで味を当てるゲームをした後、みんなでぶどうとチーズを楊枝に刺した物を作った。 休み時間20分。
3時間目はかぼちゃの続き。
お昼ご飯
13時15分下校。
ワークシートをやるような、いわゆる「勉強」的なものは、1週間で1日しかありませんでした。
障害の程度が高い子にはいいけど、「普通」の範囲内に入る子にはちょっと足りないんじゃ無いかな、もうちょっと頑張れば読み書きそろばん能力上がるんじゃないかな、、という気がしないでも無いです。
普通の小学校よりも、多様性が高い感じ。
一人の「普通」に見える子は、朝食を持ってこないことも多く、家であんまりお世話されていない感じ。聞けば10人兄弟がいるとか・・・。
担任の先生曰く、この3-4年で急に援助が必要な子が増えたらしい。多分コロナのロックダウンの後遺症だよね。。幼児期に学ぶべきことがきちんと身に付いてないので、その他のことも遅れてくる。
あと5週間、どんな感じになるか楽しみです。