新しく森の幼稚園で働きまで初めて1ヵ月が過ぎました。
前の幼稚園での苦労が夢だったのかと思うくらい、天国のようです。
今の時期はどんどん暖かくなるし、新緑と花で美しい森の中に通うのがまず魂の洗濯・・・。
まず朝は森の広場に行きます。朝日を浴びながら、同僚と談笑をしながらコーヒーを飲んでると、子供がだんだん登園してきます。ブランコを押したり、追いかけっこしたりしてる間に、朝の会。
前の幼稚園では朝の会は30分以上でした。
ベテラン保育士はよくまとめていたし、内容も多彩で面白かったのですが、まあ言ってみれば、彼女のステージみたいな。彼女が内容をきめ、子供はそれについてくるのみ。
そしてやはり座ってられない子が出てくるので、子供の行動を制限することが、どうしても他の保育士の仕事の結構な割合を占めていました。
それに引き換え、森の幼稚園の朝の会は短く、また民主的。一番初めに「Kind des Tages(当番)」を選んだら、その子が朝の会で何をしたいかを決めます。歌を歌ってもいいし、ゲームしてもいいし、決めるのは保育士ではなくあくまで当番の子。
保育士がやりたいプログラムがあるときは、「今日はこれをするけど、その後はあなたのやりたいゲームをしよう」とか、子供が内容を決めるところが必ずあります。
そして、これが一番好きなところですが、森の中なので、子供が走り回っても、大きな声を出しても声は空に逃げていくし、隠れる場所はいっぱいあるしで、いわゆる「活動量が多い」子供が、他の子や大人の迷惑になることが少ないです。だから、保育士としても注意しなくてはならない場面、子供の行動を抑制しなくてはいけない場面が少なくてとても精神的に楽です。
子供としても、自分の行動が制限されたり、ネガティブな言葉をかけられる場面が少なくなるので、発達的にも良いと思うのですよね。
大人も、騒音や、狭い空間に大勢がいるという問題がないので、リラックスしていられるし。環境が良いことで、大人と子供の良い相互作用が生まれます。
午前中森の中で好きなだけ遊び、お昼は建物の中に入ります。そこは防音がしっかりしているし、静かに休みたい子のためのスペースもあるので、いろんな要求を持った子供達がいても、各自落ち着いて過ごせます。
レッジオ・エミリア教育において、「環境は第三の教育者」と言う言葉があるのですが、環境がきちんと整うことで、子供を制限したり、指示をしたりしなくてはならない場面が劇的に減ると言うのを実感しました。
チーム的には、私の指導者曰くそれなりに課題があるようですが、これまでのところ、私に直接被害が及ぶようやことはありません。
男性保育士二人、女性保育士二人のチームなのですが、みんな経験豊かで、それぞれ学べるところがあります。
そして正直、男女が混ざってた方が変に人間関係が拗れることがなさそうで安心する・・・。
そして危険な遊びにも寛容、というか自分の「ここからは止めなきゃ怖くて見てられない」と言う限界のレベルが高い男性保育士がいると、男の子の発達には良い気がします。
と言うわけで、新たな場所で心機一転、やる気を持って頑張っております、と言うご報告でしたー。

