リーダーシップ・ワークショップ ~対話が深まるとき~ | ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

JICAの青年海外協力隊員として、中米のニカラグアという国で、2013年1月から2年間にわって活動している最中です。帰国後に、私の体験を日本に還元することも視野に入れて、今ここの国で感じたことを綴り、発信していきたいと思います。

ニカラグア人に対して、「コイツら~(怒)」から、更に「ふざけんな~(怒)」みたいになりつつ、でも当の本人たちは何の悪気もなく、何にも気にしてなくて、力が抜けるというか、なんというか。。。仕事がなければ自分で見つけ、仕事が進まなければ、進めようとありとあらゆる方法を考えようとするのは、「日本人」っぽいのかなーとか感じる日々であります。
今日は、ちょっとしたワークショップがあったのですが、それも同僚が2日前になって、日程を変えられない別の仕事が入ったから...
といって、急にキャンセル。私は現地の人と一緒に活動してなんぼだと思っているので、できたとしても1人で活動することは極力避けていますが、どうせ他にやることないし、せっかく学校側には予定を押さえてもらっているしということで、そのキャンセルをひっくり返し、1人で行って、定期的に、リーダーシップのワークショップに参加している学生たちと一緒に過ごす時間を持ってきました。「リーダーとして、先入観を捨てて柔軟な発想をしよう」という意図のちょっとしたことをやったあと、彼らと話していたら、「なんで、このリーダーシップのプログラムに参加することを決めたのか?」という問いを投げる流れになりました。急に少し場の雰囲気が締まって、一人一人が答えを取りに行っているのが感じられて、真面目なことを話すのに少し照れを感じながらも、「学びたい!」という動機で来ていること、「前回が面白かったから継続して来てくれていること」を語ってくれて、すごくいい時間でした。まだニカラグアでは、場が一段深まったと実感できた体験は少ないので、短かったけど、貴重な時間でした。そして、最後に「カヨは、今なんでここに来ているの?」という本質な問いを逆に返されました。ニカラグアに来て、7か月。時の経過とともに、自分の中にも少しずつ変容が起こっていますが、今日のこの時点でのその問いへの答えは「世界の悲しみをなくしたいから」ということでした。その中でも、今は具体的には「性暴力、性暴力による望まない妊娠をなくしていきたい」、ちょうど最近そんなことを思っていたのを、学生たちに聞かれて言葉にできました。勿論、純粋に知らない土地に行って、色んな文化に触れて、人と出会うのも好きだと、付け加えつつ。

「私がいなくても、自分たちだけで、こういう対話ができたらいいね」って伝え忘れた。。。



             ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~