還暦の誕生日まであと8日、今日は私の血糖値を例に、食べ物によって食後血糖値は大きく違うことをお話しします。

 

食後血糖値とは?

一般的に、食事をすると血糖値は高くなり、2~3時間以内に正常値(110mg/dl未満)に戻ります。もし血糖値が低下せず長い時間140mg/dl以上の値が続く場合に食後高血糖と考えられて、糖尿病予備軍の可能性があります。

MKDだと食後血糖は上がらない

上のグラフは昨日のお昼から夜中までの私の血糖値です。最大はランチ前の109mg/dl、最低はランチ後の74mg/dlで1日中ほとんど変化しませんでした。比較のためにその前日の寿司ディナーの血糖値変化を見てみましょう。

食前の血糖値105mg/dlから220mg/dlに上がり、下がるまでに2時間以上かかっていることがわかります。毎日こんなご馳走は食べられませんが、毎日の食事がご飯やパンを中心に組み立てられていたら、このグラフのように食後血糖が上昇し、その繰り返し起で糖尿病になってしまいます。

 

昨日の晩ご飯は、鴨のコンフィ、鳥の薬研なんこつガーリックソテー、トマトサラダ、漬物3種でした。カロリーの大半は鴨の脂とオリーブオイルです。

白菜の下には鴨の脂!

オイルでこんがり薬研なんこつ

サラダにもオイルがたっぷり

 

ワインとともにこんなに食べても血糖値は上がらない。体重も増えていません。理由は、血糖値上昇がないため、インスリン値も上がらなかったからです。これから数日間はこの食事方針で絶食に備えます。

 

 

食事方針:私のバージョンはMCTオイルを加えた変形ケトン体ダイエット(Modified Ketogenic Diet=MKD)で、脳にケトン体に慣れさせる、高食物繊維で腸内環境を整えるを目標にしています。栄養素のカロリー比率は、脂肪65%、たんぱく質18%、炭水化物17%です。ただし炭水化物の大半は食物繊維になるように食事を組み立てています。一般的に最も健康に良いと考えられるDASHダイエットのカロリー比率が脂肪27%、たんぱく質18%、炭水化物55%なので、一般食との違いがお分りいただけるかと思います。