(わたしは小学校の事務室に勤めている)
ある日、
彼はず~~っと
ひとりで
ホースから流れ出る水道の水を見ていた。
授業中だったので
”どうしたの?”
”何年何組?”
何度聞いても返事がない。
もしかして情緒学級の子かな、
急いで先生に知らせにいった。
何を思っていたのだろう。
それは彼にしかわからない。
時々、
大声で自分の主張を繰り返し
感情をあらわにしたり、
廊下で大の字になったり、
そうかと思えば彼らは
ハイテンションで事務室にやってくる。
小学生、。。。
大人ではない。
こんな風に我慢できないことは
”嫌だ”とはっきり態度に表したり
でも
”うれしいこと”は満面の笑みで話しかけてくる。
”かわいい”
大人の忘れていた感情を思い起こさせる。
どんなふうに彼らのいいところを伸ばしていくか、
それは周りの大人のサポートが必要不可欠。
あせらず、せかせず、ゆっくりと。