最近の検索ワードに多い、中国語の文字表記について書きます。
きっと旅行・観光業などの方々が検索してくださっているのかと思います。

中国って簡単に一括りに言えない部分がた~くさんあります。


日本人の考える中国語とは??実はひとつではありませ~ん。


中国人と言っても55の民族があり、主に10以上の言語が話されています。 同じ中国人同士でも意思疎通が出来ない場面が多々あります。

日本人でも沖縄の方言と東北の方言の人同士が会話するのをイメージした感じかな?
中国はもっと広いので、もっと違いがあるのでしょう。

その為、国民がもっと容易に意思疎通できるようにと統一されたのが、首都北京近辺で話されている北京語を元にした普通語。いわゆる標準語。
香港や広東省などの南方の方言が広東語です。
(中国で方言は~語ではなく~話と呼ばれ、広東語は广东话guang dong hua となります。)



中国語って歴史上、最古の言語らしいです。
へぇ~、本当に「悠久の歴史」なんや・・目

香港・台湾では繁体字が文字表記として使用されています。 (例:廣東話)
中国国内では簡体字が文字表記として使用されています。  (例:广东话)

ただ、香港では文字は繁体字ですが、口語をそのまま使用した表現と、書き言葉に直した表現の2つがあります。
例えば、(私はご飯を食べる)

広東語口語表記:我食飯。 
広東語書き言葉表記:我吃飯。

普通語の口語及び書き言葉:我吃饭。


クローバー飯は簡体字の「饭」ではなく繁体字の「飯」を使うところが香港・台湾に共通しています。


これまで口語表現はローカルの雑誌や漫画、地元テレビなどで使用されてきていましたが、先日、広州市の諮問機関の人民政治協商会議が地元テレビの広東語チャンネルを標準語に改めるべきだといい始めたようです。


これに対して地元&香港の広東語話者が猛反発!

あたりまえや!香港人は香港をものすごく愛しているし、広東語をすごく大切に思っています。
決して上品ではないけど(得意げこれは私見)人情・人間味のある方言です。

大阪でローカル放送をすべて標準語にしなさい!といわれたら、関西で暴動が起こるでしょうねメラメラ


つたない文章ですが、伝わるでしょうか?

お店にいらっしゃるいわゆる中国人客は、①どこの出身の方なのか、②どの方言を話しているのか。


香港人には、広東語の次に、普通語よりも英語で話しかけるほうが良いみたいです。もちろん、普通語を話せる人がほとんどなのですが、「中国人」だと思われるより、「香港人」だと思われたいのです。
その辺は、シンガポールや外国に在住の華僑の方々も同じでしょう。

これから中国や中国人の格がもっと上がってくれば、またその辺も変わっては来ると思いますが、香港人は香港人であることに誇りをもっているのです。まぁ、どこの人も同じです。


でも・・・日本人から見ると、まだまだ見分けがつきませんよね?

なので、ほかにも「香港人の見分け方」や「香港人の服装」などの検索が最近すごく増えてます。笑
次回はその辺を書きます。

今日はこれにて!