無事、中国入国してバスに乗り込み、3時間の出張の旅が始まりました。
出張先は広州。まだ、都会の方かもしれません。
広州は広東語が通じるので、少しは安心していました。

3時間何をする?バスで寝ようなんて思っちゃいけないよ?
バスの中には他人しかいません。

中国人が隣に座っているという緊張を忘れてはいけないのです。
寝る⇒お金を盗られるって考えるのは大げさ? いや、そんなことないハズ。
そんなこと無くても、そのくらいの心づもりと緊張感を持っていないといけない。私は外国人なのだからおとめ座しかも日本人丸出しの茶髪&お化粧をしてるんだから、本当に危ない。

座席に座る時も日本人らしく、お上品にしおらしくきれいに座ってはいけません。
香港から来たんだ!広東語も北京語も話せるんだから!!っていうくらいの堂々とした雰囲気でいないといけません。目つきもニコニコしてたのではダメ、つねに目を光らせて、自分の財布は自分で守る!っていう眼光を出していないと負けてしまいますむんッ

それから、中国に入る際には、ブランドのバッグや時計、財布は置いて行きます。
金持ちかどうかでは無くて、金持ちに見えたらダメ




バスはどんどん中国大陸の奥へ進んで行きます。
だんだん車道も、車も走っていない田舎道を走っていきます。

バイクに4人で乗ってる家族・・父ちゃんが運転し、その前に子供が一人立ってる。うしろの座席におかあちゃん。その間にもう一人、子供が立ってる。
自転車でも同じような光景を見かけました。 

一人っ子政策?兄弟姉妹がいる家族もたくさんあります。ただ、2人目は政府の援助が無いけど、一人っ子しかダメ!っていうのでも無いらしい。

たくましい波
彼らはたくましい。貧しい育ちだから?競争が激しいから?
難しい事は、私にはわかりません。
でも、何でもあって食べ物にも不自由しない日本に住んでた私たちとは、全然違うオーラを放っている。この時をきっかけに、私は中国に嫌悪感や不安を抱くよりも、興味を持つようになって行きました。

車道には街灯も無いような田舎へ進んで来ました。外ももう真っ暗。月明かりが頼りです。
3時間で到着のはずやんね?もう4時間は経ってない?ねぇ??


不安になって、携帯を見たら・・・


愕然の真実ブタネコ





携帯、電波届きませ~~~~~~~ん




関西妻、ビビりました。
だって、今、ここでバス横転とかして田んぼにはまったら・・・中国政府が発表しなかったら・・・電波も届かない、この大陸の地で一人寂しく、消えて行くの??

恐怖と緊張に耐えながら、目的地に到着まで5時間かかりました。

到着後、待ち合わせには誰もおらず、先にレストランで食事を済ませていた事は、絶対に忘れません手裏剣 $香港人とは結婚するな!