私は何にも聞かされていないから、本当に何にも知らずにバイトで入社して⇒そのまま社員(マネージャー)になって。。。

今思えば、やっぱり私ってスパイだったのかね?刺客だったのかも?
でも、義兄は最初から最後まで「会社の様子はどう?」とか聞いて来なかった。
香港夫には、毎日の事を報告してたけど、香港夫も別に義兄に告げ口してる風でも無かったし。



給料は、最初13000ドル(約18万円)から、すぐに16000ドル(約23万)に上がりました。一度も私から値上げ交渉なんかしていない。ただ、誰よりも仕事はしてました。みんながサボリ過ぎなだけで、私は決して真面目では無いのだけど。

だって、仕事中に散髪に行ったり、宝くじを買いに行ったり、彼女に電話したり、ネットで株やったり?香港人ならではにひひ
香港スタイルの定番、出勤の時にパンやお粥&豆乳を買って、PC立ち上げの間に食べたりはしてました。

会社には冷蔵庫があって、中にはコーラやいろんな種類のジュースが常備。
誰がいつどれだけ飲んでもいい。すべて会社の経費。コーヒーもあったコーヒー たまにビールまで入ってたけどDASH!


メキシコ転勤を2ヵ月後に控え・・・っていうか私、香港で香港人と結婚してるんですけど?!
そんなにフリーダムなんですか、この世って。知らなかった・・・

香港人夫に話したら、案外、彼も真剣に悩んでた。。おい・・
ボスもわざわざ香港人夫を呼び寄せて、「関西妻はとってもスィートだよラブラブ だからみんなでメキシコで暮らさないか?香港人夫の職も用意してるんだよ、君は英語も中国語も日本語も話せるし、セールスで働いてみないかい?給料も希望額を出すからね」



結局ね、この会社、なんだか本当に怪しいのだけど、メキシコ移転の話は自然消滅ですよ。




そのかわり、ボスが消えました。え~!



最近、来客者がやたら多いなとは思っていた。
しかもみんなチャイニーズ風(明らかに香港人ではない、顔、服装、雰囲気)の男が3人。
ボスと会議を繰り返してはいた。 
そしてとうとうある日、ボスに「関西妻、みんな。来月からこの人がこの会社を率いることになる」と目を潤ませて言ったのでした。


え~! え~! え~!


いやだ~! ボス!!
ガックリ私たちは本当にボスの事が好きだった。

アニュアルディナー(会社の金で豪華な食事)とかアニュアルトリップ(会社の金で旅行)とか、毎月の誕生日ケーキ(香港で一番おいしいケーキをオーダー)とか楽しい思い出しかない。
毎日が本当にハッピーでパーティな会社だったプレゼント

みんな好き勝手にやってたけど、遅刻早退は当たり前の毎日だったけど(!)、それでも皆与えられた自分の仕事はキチンと(?)やってたし、それを知ってるボスは全面的に信用してくれてた。

私は労働が好きじゃないけど、ボスとか皆と一緒に働ける環境が大好きで、深夜12時まで仕事した事もあったんです。


新しいボスは、頭がキレそうな、中国人風の香港人だったナゾの人
え~?お前、どうみても大陸人にしか見えね~んだけどっ得意げ

それもそのはず、中国で仕事&生活をしてる人でした。
その会社がうちの会社を買収した、というのが真相。

それから、社名も変更し、通いなれた大好きな会社も移転したのです。(同じ駅だったけど)$香港人とは結婚するな!