日本に帰って来て1年経ったと思ったら、香港人夫は仕事を辞めたいと言い出した。
理由は日本人の仕事の仕方、考え方には付き合えない!との事。
わー意外に早い!もうちょっともつかと思ってたわ、甘かった私。
彼だって日本に留学してたし日系企業で日本人と働いてたのだから、有る程度日本的文化とか日本人と言うものを理解している。
香港人夫の不満は、日本人の仕事は遅すぎる、自分で判断できず、上司に聞いてその上司も判断できず上司に伺いを立てて・・・そうこうしている内に、時間が無駄に過ぎるのが腹が立つのだそう。
せっかく目の前に大きな仕事が参り込んで来たのに、タイミングを逃すのだとか。
香港で働いてた時は、確かにスピードが速かった。なにもかも・・・
仕事の依頼や見積もりが来たら、すぐに回答しなければ他社に取られる。
見積もりを出して、他社のほうがより良い条件を出したなら、すぐに自分で判断するかすぐ上の上司に確認してもっとフレキシブルな回答を出してた。
香港のお客さんはタイムリミットを提示してくれてその時間内に回答もしくは魅力的なオファーをしなければアウトだったから、こちらも俊敏に動いてた。
それが。日本的文化は、慎重に慎重に時間を掛けて・・・・遅い!
それから国際部という部署に居るにもかかわらず、国際的な日本人が居ないのだそう 笑える
香港人夫が、英語・中国語・日本語で仕事をしているにもかかわらず日本人上司は日本語オンリーで、もっと言えば、関西弁オンリー。
もちろん、外国の事、マーケット、外国人の志向も理解していないのだから、仕事を取ってこれるはずも無いし、香港人夫がどうしてこういう風に仕事をしているのかも、皆目理解出来ず、あげく仕事の邪魔になるという悪循環。
香港人夫だって、自分の至らない点とか不利な点は私に話していないはずだから、全てを鵜呑みにするわけではないけど、転職には賛成。
香港では、転職は悪い、後ろめたい事ではなく、逆にキャリアアップの証。
2-3年で転職する人が多いらしいので、悪く言えばどの会社にもプロフェッショナルが少ない。
自己のキャリアアップには一生懸命な香港人は、日夜、外国語はもちろん専門学校に通ったりして転職のチャンスを虎視眈々と狙ってる。
とは言っても香港人夫ももう37歳。
そろそろ腰を落ち着ける仕事が見つかれば良いのだけどなぁ。
私は、定職につかず、主婦をしたり、パートをしたりと自由に生きさせてもらってる。
夫が退職したら、少しゆっくりして次を考えて欲しいから、次は私の出番ですかね。
日本でちゃんと正社員しても給料低すぎやからな~~・・・高給パートしかする気が出ない。。。