彼との出会いは
ネットの既婚者マッチングサイトだった。
いわゆる”不倫”をあっせんする感じというよりは
シンプルに「出会い」を求めている既婚者を
集める感じのサイト。
登録して驚いたのは
身分証明のアップロードを必須とされていること。
身元確認は何かあったときのためだろうか。
首~腰あたりの雰囲気だけ伝わる写真と
居住地、年齢、仕事・・・
一言メッセージには
「食事や飲みなど遊びに行ける方がいれば嬉しいです」
とだけ添えた。
こういうサイトは独身時代も利用したことがあるが
即日メッセージが幾つか届く。
予想通り、今回も。
プロフィールと照らし合わせながら
10件ほどのメッセージには返信をしただろうか。
彼もその中の一人だった。
「単身赴任でまだこちらの地域のことがわかっていません。
友達もこちらには少ないので、食事をしたり飲みにいける方と
出会えたらと思っています。
良かったらメッセージください」
とても普通かつシンプルなメッセージで
プロフィールも写真は本人の写真ではなかった。
今から思えば
幾つもきたメッセージの中から
なぜ彼のこのメッセージに返事をしたのかはわからないほど。
彼を含む何人かとメッセージをするなか
私の中でだんだんとふるいにかけられていった。
露骨に不倫を求めているタイプ
メッセージの言葉に「ぁ」が入るタイプ
私が経営者だと知ると、自分を卑下するタイプ
こういうタイプはその後のやりとりはストップ。
A氏、B君、彼・・・
3名の男性とLINEを交換して
直接のやりとりがはじまった。
