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geshifes

ゆうべは風雅と一緒に
代々木公園で行われた
geshifesへ行って来ました。



電気を消して
スローな夜を
という呼びかけから始まった
100万人のキャンドルナイト







夏至の日の祈り
アメリカンインディアンの世界平和の祈りの日





夏至の日
代々木公園で灯すから
良かったら風ちゃんと遊びに来てね!
candlejune君に声をかけてもらい
風雅と一緒に代々木公園まで出掛けた。






前夜から降り続く雨
朝になっても止まず
だけど
きっと灯す時間は
雨は弱くなるだろう
なんとなくだけど
そう感じていた。





愛だとか平和だとか自然だとか
未来を思い描く時
そのビジョンの中に自分意外の人が思い浮かばなかった若い頃は
大切だとは思っていたが
そのために
自分は何が出来るのか?
そんな自問自答は
あまりしていなかったように思う。






古里を離れる少し前から
私の古里の湖の対岸には
核燃料再処理施設の建設計画が始まった。




安全だと国は言うが
もしもが無いとは言えないだろうと思いながら
就職難の小さな街に住む私達の同級生は
再処理施設関連の企業に就職を決めるものもいた。
就職出来ない同級生も多くいるなか
友達は喜んでいた。






友達は
大手企業への就職が決まり
新しく始まる社会人生活に
目を輝かせ胸躍らせていた。
ご両親も喜んでいた。
その友達のおじいちゃんとおばあちゃんのウチは
農家だった。




再処理工場建設を反対というのは間違いではないけれど
友達を見ていると
なんとか良い方法はないかな?と考えてしまい
思春期の私はとても複雑な気持ちだった。
だけど
考えること以上のことは出来なかった。。。





私の古里は
もともと
米軍基地のある小さな小さな街なので
様々な複雑な現実を体感して育った。





ミサイルを搭載した戦闘機の導入
皆がどんなに反対しても
経済的にも潤いの少ない私達の街は
結局
防音対策として
窓ガラスを防音ガラスにしたりすると言うていで
学校や様々な施設にお金が配られ
気が付けば
街の空には
ミサイルを積んだ戦闘機が飛ぶようになっていた。
そして米軍と同じ滑走路を使う
小さな小さな飛行場は
常に飛行機が飛べる体制に整備されており
大雪でもどんな悪天候でも欠航になることなく
いつでも人々は飛行機に乗れた。
それは同時に
いつでも戦闘機が飛び立てるようになっている
ということでもあった。




年頃になると
私は
ベースの近くのクラブやバーで
仲間達と一緒に遊ぶようになった。





さびれた街だけど
米軍兵相手に
そういったお店だけは
近隣の街より多くあり
米軍兵に良くナンパされた。
友達の中には
そんな出逢いから
恋に落ちる子もいた。




ベースの周りには
昔から洋楽のレコードが壁一面にびっしりと並んだ店があり
今みたいにネットが無い時代だったので
私は毎晩その店に夢中で通い
聴いた事のない外国の音楽を
その音楽が生まれた背景や
その歴史も知らぬまま
あれを聴かせて
これを聴かせて
と店主にせがみ
夢中で聴いて気が付けば朝になっていて
慌てて店を飛び出したものだった。





あの街で育ったことで
色々な出来事が身近にあり
色々な事を体感し
身近に感じて来た。
感じる意外のことは出来なかったけれど。。。






出来事には
ある一方から見れば「よくない」こと
だけど
事実そのことによって
恩恵にあやかっているかのような錯覚を起こさせたり
様々な角度から見ると
「よくない」という一言だけだは語れないものも
なかにはあったりする。






子供ながらに
矛盾と
気が付けば受け入れてしまわれていたりする驚きと
だけど繋がって回っている事実とに
漠然と考えることがあった。
考える意外のことは出来ず
そんな自分に罪悪感のようなものを感じながら。。。






結局
皆同じこの星の上に生きている。



幼心に思った。

再処理施設関連企業に就職する友達も
自衛隊に就職する友達も
米軍兵と恋する友達も
皆私にとっては同じ
この星の上に生きている友達。



知らない音楽を沢山教えてくれる米兵も
友だった。



小さい頃から良く遊びに行って
夕飯をごちそうになったり
沢山採れたからと
野菜を持たせてくれた友達の家族も
皆私にとっては同じ。



そして
様々なことを
ある一方の角度から見て
よかれと思い
危険性などに蓋をして計画を進める大人達も
皆この星の上に生きている
それは同じだった。




幼い私の心には
そこまでしか出て来なかった。





夏至
平和を祈る






よかったら!と声を掛けてもらった時
正直
私はそこに行って何を祈るのだろう?
と戸惑った。





だけどそのことを毎晩考えて
思い出されたのは
子供の頃に思った
「皆同じこの星の上に生きている」
ということだった。






今だに
私の中で
平和のために
いったい自分に何が出来るのか?
という問いに対する明確な答えが出せないではいる。





子供の頃に思った
「皆同じこの星の上に生きている」
そこから先へ行けていないように思う。





そう思った時
マザーテレサの言葉を思い出した。
「愛の反対は憎しみではなく、無関心」





この先も
明確な答えは出せないままなのかもしれないが
様々な問題に「無関心」にはなりたくないなと思う。
そうすれば
出来る事がある
きっと。。。




それはきっとたいしたことではないだろう。






だけど
今はまず風雅を抱きしめる
そこから始めようと思う。





大きなことは出来ないし
考えれば考えるほど
問題が複雑に感じられる時もある
数え上げれば気が遠くなるほどの数の問題があるだろうけれど
始まりは「皆同じこの星の上に生きている」
ということなんだと思う。




平和
自然
大切にしたい。



この星の上に生きていること
忘れずにいたい。




私に改めて考える良い機会を与えてくれたこのイベントと
風ちゃんと一緒に!と声を掛けてくれ
忙しい中会場で風雅と遊んでくれたjune君とスタッフの皆さん
それからこのイベントに関わった全ての方
私達が生きているこの星
そして風雅や家族
私の周りの全ての人達に
深く感謝します。




霧雨の降る中集まり
美しいキャンドルの灯りと
その灯りに照らされた人々の顔を見つめ
そう思いました。




皆同じこの星の上に生きている。
ただよくないと言うだけより
様々な角度からものを見てみて
学んでみて
こうすると良いのではないか?
そう思うことを自分なりに少しづつでもして行けたらなと
そう思う。





良い夜を
ありがとうございました。
この場を離れたくない
そう思う
とても美しい夜でした。





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