こんにちは。Miraistの大角です!
今日は新聞からの記事を一つ持ってきました。
12日、トヨタとスズキが業務連携をしていくことを発表した、
という内容の記事です。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/12/toyota-suzuki_n_12462480.html
トヨタとスズキ、業務提携検討を発表 自動車産業は提携加速
自動車産業は日本を代表する産業のうちのひとつですから、
それぞれの会社の動きは気になるところですよね。
今回、なぜこの記事を取り上げたかというと、
こんな内容が書いてあったからです。
「また、今後普及が見込まれる電気自動車などのエコカーの規格や自動運転のルールづくりなどで提携相手を増やすことで、主導権を握る狙いがある。スズキが高いシェアを握るインドでの拡販の足がかりにする狙いもあるとみられる。」
他の記事では「新興国」と書いてありましたが、
この記事でははっきりインドと書いてありますね。
つまり、トヨタはスズキのインドにおける販売ノウハウがほしい
ということになります。
実は、世界的に有名なトヨタですが、
インドにおいては圧倒的にスズキのシェアのほうが高いです。
インドにおけるスズキの販売台数シェア率は37.7%(2014年12月)
2014年12月データ
マルチ・スズキ | 37.7% | ||||
タタ | 14.5% | ||||
現代 | 12.5% | ||||
マヒンドラ | 11.7% | ||||
ホンダ | 5.5% |
トヨタ 4.5%
スズキのシェアが圧倒的に高いのが分かります。
これらの数字は商用車の販売台数も含まれいるので、乗用車に限ると、
スズキのシェアは約50%にもなると言われています。
インドと言えば、スズキなのです。
スズキがこんなにも売れている理由はいくつか有りますが、
1.インドに進出する時期が早かった
2.低価格な小型車を作る技術があった
この2点が挙げられます。
スズキがインドに進出したのは、いつだと思いますか?
正解は、1981年
早いですよね!!!!
GM(ゼネラル・モーターズ)1994年 | |
ホンダが1995年、 現代自動車が1996年、 トヨタは1997年 | |
こう見比べただけで、 いかにスズキが早かったのかがわかります。 |
もちろん、ただ早かっただけで成功したわけではありません。
スズキが得意とする、
軽自動車をはじめ小型車を低価格で販売し利益を出すというモデルが
インドの市場にフィットしたのです。
ココ数年はしばらくスズキが安定の1位だと
数々の経済誌は言っておりますが、
一方で、環境規制が厳しくなってきたり、
小型車以外のニーズの拡大など
市場の状況が変わってきているのも事実。
その変化に対応するため、
トヨタの技術力・環境対策において
連携をすすめたということなのだと思います。
本当に、まちなかの車はスズキばかりです。
インドで高いシェアを獲得するということは
並大抵のことではありません。
インフラが整っていないことや、複雑な税制度が
外国の企業の算出を難しくしています。
そんな中、誰よりも早くインドに進出したスズキは、
時間をかけてしっかりインド市場を理解していったといえるでしょう。
その努力とノウハウは、まさにプライスレスです。
トヨタは今後、そのノウハウを元に
インドでどのような展開をしていくのでしょう。
自動車に限らず、
みんながインドの市場に興味を持っています。
スズキは圧倒的に早いインド進出でしたが、
今のタイミングでも十分、インドで先駆者になれると思います。
私たちは皆さんを人材の面でサポートしていき、
少しでも日系企業の発展にお役に立てる存在であればと思っております。
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