人生はしばしば長い旅に例えられます。


辞書を引けば、

【旅】家を離れて別の土地に行くこと

と、そっけなく書かれているのですが、


美味しいものを食べた

素敵な景色を見た

びっくりする出会いがあった

災難にあった

地元ではできない特別な体験をした


思い出しても楽しい

語ればいつも笑い話になる

旅には沢山の経験が詰まっていますね。


楽しい旅には目的地が必要ですね。

計画通りに行かないのが旅ですが、

それでも計画は必要です。


荷造りも大事。

何を持ち、何を置いて行くか。


そして、

何より大切なのは地図。


紙の地図を持つ人は

減っているのでしょうけど、

カーナビや地図アプリを使わない人も

かなり少ないのでは?


人生という長い旅においても

大切なのは目的地と地図。


わたしたちは生まれる時に

自分の人生を決めて来ているようです。


目的地があったこと

地図を持っていること


人として育つうちに

忘れちゃうみたいなのです。

 


天真爛漫に

目的に向かってまっしぐら!


夢を叶えて

意気揚々と天に帰る!


つもりが

目的地?何処だったっけ?

地図?失くしちゃった?

てか持ってたことも忘れた!

あれ?ここは何処?


長い旅を迷いの中で過ごし、

不本意に人生を終える。


人はいつも悩んでいます。


若者は先の見えない人生に悩み

中年は先が見えた人生に悩み

老人はこの先に成長がない事で悩む


それもこれも

多くの人が

地図を失くし、目的地を忘れ、

自分がいる場所すらも

わからなくなっているからです。


心の地図を手にして

人生の目的地を思い出し


自分という

正確な方位磁針を使って

風を読み

天候を読み

体を養い

愛を育む


限られた人だけが

そのような人生を歩むのではありません。


「特別な人が素晴らしい人生を経験をする」

ならば


みんな特別な人ですから、

全ての人が素晴らしい人生を送ります。


ひとりでも多くの人が

地図を取り戻し

人生の目的地を思い出しますように。

安全に人生の旅をされますように。