コロナ禍のときに義父が他界してから空き家となった実家を、年に2回ほど長期休暇を利用して片付けに行っています。ゴールデンウィークにも行きました。
そのときこんなお宝を発掘しました。蓄音機から聞こえてくる今は亡き飼い主さんの声に不思議そうに耳を傾けるフォックステリアのニッパー。このビクター犬にそんな逸話があったことは、添付されていたカードを見て初めて知りました。

 

さて「お宝発見」ではなく「お宝発掘」という言葉を使ったのには、それなりの理由があります。
義父母は物を捨てられない人たちだったみたいで、とにかく家の中は物で溢れています。
どれだけすごいかというと、義父母の父母、つまり夫の祖父母の黄ばんだ長襦袢や介護の時に使ったであろう汚れたオムツカバー、数十年分の電気代等の請求書、私と夫の結婚式のときの席次が書かれた紙や招待状の残り、大量の食器、衣類、調味料、古本、着物などなどがすべて残されていました。
もう本当に大変です。
そんな中で、恐らく数十年前に義父がノベリティとしてもらったであろうニッパーを大量のガラスの灰皿や花器類から発掘したのでした。
売りに出したら数千円くらいにはなるでしょうか?でもこの子は我が家で大切に飾ってあげようと思います。