7月1日の日曜日、ほぼ一か月の日本滞在を終え、

息子は再びアメリカに帰ってしまいました。

本当にいろんな話をしました。

洗濯物も減り、ご飯を作るのも減り、楽にはなりましたが

あまりにもいろいろな話をしていたのでその相手がいなくなり、

急に寂しくなってしまいました。

 

ということでこちらもほぼ一か月お休みをしてしまっていた

ブログ更新も再開です♪

 

まずは息子の滞在中、滅多に見られない蝶々の巣立ちを

二人で見守った大感激の経験を写真を中心に書こうと思っています。

虫の話なので虫に弱い方はスルーしてくださいませ。(;^_^A

 

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6月のある日、もうほとんど終わっているプランターのビオラに

かなり気持ち悪い色の毛虫を発見しました。(゚_゚i)

なんの毛虫なのかググってみると

見た目の気持ち悪さからは想像ができなかったのですが

なんと蝶々の幼虫で元々は南国(沖縄、九州)に生息している

ツマグロヒョウモン (Argyreus Hyperbius)の幼虫とわかりました。

地球の温暖化で最近は関東地方まで北上してきているそうです。

 

☟見た目はかなり強烈ですが、毒はまったくないとのこと。

 

ただでさえ、蝶々が少ない都会なのでこうなったら

蝶になって巣立つまでそっとしておいてあげよう!ということになりました。

この毛虫、全部で8匹も発見!!おそらく兄弟なのでしょう。

 

☟そんなある日、サナギを発見しました!

 

ぜひサナギになるところを見たい!

息子と二人でかわるがわる様子をみていると

翌日には二匹目が口からベタベタしたものを出し、

それにお尻をくっつけて逆さまにぶら下がり始めました。

二日間ぶら下がっていましたが、三日目、

ついにサナギになる瞬間を見れました!

頭の方から黒とオレンジの皮がむけ、

あっという間にサナギに変身。

時間にしてほんの5秒ぐらいでした。

 

 

 

そして待つこと10日。

最初にサナギになった子がいつの間にか巣立っていました。

えーん、蝶々になるの、見れなかった〜。(泣)

こうなったらなんとしてでも残った子たちのうち、

一匹だけでも蝶になるところが見たい!

 

そしてついにその日がやってきました。

様子を見に行った息子が大声で呼ぶので

あわててベランダに出てみると、生まれたばかりの蝶々が!!

まだ色も薄く、羽を乾かしているようです。

 

しばらくすると一人で登り始めました。

そしてしばらく見ていると試すように羽をゆっくりと

広げたり、閉じたりし始めました。

いよいよ巣立ちです!

 

 

雌は羽のとがっているところが綺麗なブルーなので

この子は雄のようです。

 

 

 

羽を動かし始めてからほんの5分ほどで

その瞬間はやってきました。

 

蝶々の巣立ち!!

生まれて初めて見ました!

もう大感激して息子と二人でウルウルしてしまいました。

 

カラスに食べられませんように・・・。

子供につかまりませんように・・・。

雨の日はしっかり雨宿りするのよー!

無事蝶々としての命をまっとうしてねー!

おなか空いたらいつでも戻っておいで~!

花はしっかり用意しておくから。

 

このころになるともう冬の花のビオラは完全に終わっていて

プランターがあまりにもみすぼらしいので

幼虫がいない方のプランターだけ先に夏の花に植え替えて、

右のプランターは幼虫が全員無事サナギになるのを待つことにしました。

最初の子から二週間遅れて一番末っ子で小さかった子が

ようやくぶら下がり始めた頃には

右のプランターはひどい状態になっていました。

 

昨日、ようやく右のプランターも植え替えました。

8匹の幼虫がいて、無事巣立ちできたのは5匹です。

二匹は幼虫の間に死んでしまいました。

一匹はサナギにはなったけど、とうとう蝶にはなれず

サナギのままで死んでしまったようです。

感激した半面、自然の厳しさも痛感しました。

 

結局サナギから出てくる瞬間はみれませんでしたし、

綺麗なブルーの色を持つ雌の巣立ちも見れませんでした。

でもこんな感動をたまたま帰国していた息子と

味わえて幸せです。

 

5匹の蝶々は今頃どこを飛んでいるんだろう?

滅多にいない種類の蝶々なので

もし近所で出会ったらきっとうちの子です!

5匹の子たちの無事を祈る夏になりそうです。