パコちゃんの生まれ変わりだったはずのニヒタ君が
まだ子供だからなのか、ニヒタの性格なのか
フクロウという鳥のイメージがまったく狂ってしまうほど
パコちゃんと大違いの性格の子でした。(゚_゚i)
能天気、いつもご機嫌、なんでも興味津々、
怖いもの知らずというハッピー・アウルで
そのハッピー、あ、いや、ニヒタに振り回されて
ブログ更新がまったく出来ずじまい。(´□`。)
とうとう二月大歌舞伎も終わってしまいました。(-"-;A
でも今回は印象的なことがたくさんあったので
やっぱり自分のための記録の意味でも書いておこうと
今更ですが、投稿することにいたしました。
昼の部
1.春駒祝高麗(はるこまいわいのこうらい)
こちらは舞踊の演目でしたが、襲名公演にふさわしい
華やかな演目で一気にお祝いムードになりました。
梅丸君のかわいらしいこと!
そして米吉さんは相変わらずの美女でしたが
梅枝さん、なんか最近とてもしっとりとした色気がでてきたような。(*^o^*)
2.一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
これは元々大好きな演目の一つでしたので
期待どおりに楽しめました。
世間の目を欺くための大蔵卿の阿呆ぶりと
本当の姿を見せたときの勇ましさのギャップが好きです。
新幸四郎さんのイメージではなかったのですが、
そこはさすがでまったく違和感なし。(*^▽^*)
くだらないことですが、いろいろな役者さんが演じている大蔵卿ですが
どの役者さんが演じても阿呆の姿のときに
お口がドラえもんの口の形になってる!
あれはああいう形にするように伝授されているのかしら?
と毎回思ってしまいます。(;^_^A
つまりこの形↓
3.暫(しばらく)
これは定番の歌舞伎の荒事。
良い人たちをいじめる悪い人たちがいて
最後にヒーローが花道から登場してやっつける
という潔いほどシンプルなストーリーが歌舞伎の基本みたいで
初めて観たときは「え!これで終わり?!」と思ったのですが
今は素直に、そして深く考えずに楽しめるようになりました。(;^_^A
最後にでてくるヒーローの鎌倉権五郎役の海老蔵さんの衣装、
65キロもあるそうです。(☆。☆)
4.井伊大老(いいたいろう)
死を覚悟した井伊直弼と側室のお静の方の
深い愛情を素晴らしい台詞で見せる舞台は
役者さんの真価が問われるものなのでしょうね。
でもそこは吉右衛門さんと雀右衛門さんの
素晴らしい演技で引き込まれました。
以前踊りの師匠が昔は側室がいたりして平気だった時代だったからこそ
色気のある文化があったとおっしゃっていました。
側室がいいとは言いませんが、今みたいにすぐ週刊誌が
やれ誰々に愛人発覚!と鬼の首を取ったように
報道して大騒ぎする時代が殺伐としているというのが
ちょっと理解できた素敵な舞台でした。
夜の部
1.熊谷陣屋(くまがやじんや)
うーん。
私がまだまだ歌舞伎がわかっていない初心者だからだとは思うのですが、
やっぱり私はこのお話しがどうしても好きになれません。(-"-;A
それなのに、どうも歌舞伎役者さんは皆様これがお好きなようで
本当によくかかります。
人それぞれでお好きな方もいると思いますので
ノーコメントにしておきます。(;^_^A
2.壽三代歌舞伎賑(ことほぐさんだいかぶきのにぎわい)
もうこれはまるで歌舞伎のオールスターキャストでした!
両花道と舞台の三方にずらっと並んだ役者さんの豪華なこと!
どこを見ていいかわからなくてキョロキョロあっちを見たり、こっちを見たり。
首と目が疲れました。σ(^_^;)
印象的だったのは昨年10月の大けがから復帰された
猿之助さんも出ていらしたのに、
襲名された新白鷗さん、新幸四郎さん、新染五郎さんに気遣って
あれ?今のもしかして猿之助さん?と思ってしまったほど
えらくあっさりと目立たないようにいつの間にか混じっていらしたこと。
ここは襲名のお三方に花を持たせたでしょうねぇと思って
それがとてもさわやかで好印象でした。
そして我當さんまでもが舞台にいらして、
健康を害してずっと舞台に出られていなかったのに
きっとみんなと一緒にお祝いしたかったんだろうなぁと思うと
お声は細くてよく聞こえなかったし、
引っ込むときは若い方に両腕を抱えられて引っ込んでいましたが
仁左衛門さん、秀太郎さんとご兄弟三人揃って
舞台にいらしただけでちょっとウルっとしてしまいました。(ノ_-。)
3.仮名手本忠臣蔵(かなてほんちゅうしんぐら)
この「一力茶屋の場」も大好きな演目です。
なので夜の部はこれが楽しみで観劇したようなものでした。
しかも奇数日が仁左衛門さんと玉三郎さん、
偶数日が海老蔵さんと菊之助さんと
ちょっと「大人でベテラン」のお二人と
お若いお二人のコンビという配役で
こうなるとどうしても両方観たくなるじゃないですか~。
松竹の営業戦略か?!
ということでまんまとその戦略にひっかかり、
両方観てしまいました。(;^_^A
これも人それぞれいろいろと意見はあるとは思いますが
個人的にはどちらも好きでした♪
ただ面白いほど二つが違っていました。
そしてさらに面白いことに「大人でベテラン」のお二人の方が
可愛らしかった!
特に玉三郎さんのかわいいこと、かわいいこと!
60過ぎのおじさんなのよ!と自分に言い聞かせたくなるほど
可愛らしくて、可憐で、これが玉三郎さんの芸の力なんだと
改めて感嘆いたしました。
そして菊之助さんのお軽は逆に色っぽい!
うっとりするくらい美しくて、色っぽくて
玉三郎さんとは違う意味で、楽しめました。
なんで60過ぎのおじさんと40過ぎのおじさんが
こんなにかわいらしく、色っぽくなれるのに・・・
とかなり自虐的に落ち込みましたが。(^▽^;)
この舞台には新白鷗さんと新染五郎さんがご出演されていましたが
どうしてもまだ白鷗さんは幸四郎さんだと思ってしまいます。
新染五郎さんはほんのちょっとの出番でしたが
本当に品がよくて一所懸命にやっているのが
こちらにも伝わってきて思わず「がんばれー!」と
心の中で言っていました。
考えてみるとまだ12歳なんですよねー。
私が12歳だったころを思い返すと・・・
いやまた落ち込むのでやめておきます。(;^_^A
また私が大好きな市川右若さんも
一力茶屋のお姉さまたちの一人でご出演されていて
大満足でした。
なんか右若さんっていつ見てもかわいらしいんですよねぇ。(*^▽^*)
あ、「暫」にも出ていらっしゃいました!
2月の歌舞伎はとにかく出演者が豪華で
さすが襲名披露公演!と思わせる凄さがありましたが
個人的に一つ不満を言うと
夜の部の偶数日は菊之助さんと新幸四郎さんとで
やってくれたら最高だったのに・・・と思ってしまいました。(;^_^A
だって新幸四郎さんの出番は口上を兼ねた「壽三代歌舞伎賑」以外は
私がどうしても好きになれない「熊谷陣屋」だけ。
昨年観た「梅ごよみ」の菊之助、染五郎カップルが
美男美女でとても好きだったので
「仮名手本忠臣蔵」ではカップルではなく、兄弟という設定ではありますが
またあの組み合わせでやってくれたらよかったのに・・・
まぁ、新幸四郎さんが「熊谷陣屋」をたっての希望で
演目に加えたということらしいのでしょうがなかったのでしょうが
個人的にはちょっと残念でした。(><;)
あら~、結局長くなってしまいました。(;^_^A
最後までお読みくださり、真に、真に、
どうもありがとうございました。m(_ _ )m