数年前から遺伝子という言葉をよく耳にするようになりました。
2009年くらいから私も遺伝子について勉強する機会があり、ここ数年では『遺伝子』をテーマにして特番なども見かけます。

中でも、これから妊娠を希望される方に是非知っていて欲しいと思い、書きます。

2013年2月に放映された最新遺伝子ミステリー 人間とは何だ!?

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赤ちゃんの遺伝子スイッチがあり、お母さんが知らない間に押している可能性がある!?と言われています。
母親の知らず知らずの行動が我が子を危険にさらしてしまう危険性があるそう。

それが実証されたある事件。世界中の遺伝子研究者達が注目する出来事が、今から60年以上前におこったそうです。
1944年、第二次世界大戦末期の『オランダ飢餓事件』
食料輸送が絶たれ、国民達は厳しい飢餓に苦しんでいた。人々はわずかな食べ物を取合った悲惨な状況が続いたのだそう。そして飢餓状態から生まれた赤ちゃん達は極度の栄養不足に陥ったそうです。彼らは生き延びることが出来たが、彼らが大きくなった時に多くの人が肥満・糖尿病・高血圧・心臓病などの生活習慣病を発病したのだそうです。
いったいどういうことなのか?

お母さん達は少ない栄養で生き続けてきたため、お腹の中にいる赤ちゃんはその少ない栄養で生き続けなくてはいけなかった。
つまり母親の飢餓状態がお腹の中の赤ちゃんの遺伝子スイッチを押して体質を変えてしまったのだそうです。

その遺伝子が『肥満関連遺伝子
→食べ物が少ない時代に栄養をため込んで生き延びようとする遺伝子

終戦後、オランダの人々は高カロリーの食事を摂るようになり、母親の胎内でスイッチを押された肥満関連遺伝子が活性化され栄養が過度に溜め込まれ生活習慣病を発病。
本来は生きる為に必要だった遺伝子の働きが裏目に。。

これと同じことが現代社会でおきていると言います。
妊娠中、極度のダイエットに励む女性達が増えて問題になっているそうなのです。
極度のマタニティダイエットなどの為に母親が痩せすぎると胎内で赤ちゃんが飢餓状態になってしまう。。
その赤ちゃんが生まれた後、高カロリー食を与えすぎると、肥満関連遺伝子がオンになり生活習慣病になる可能性が高くなるそうです。
また、妊娠前の極度のダイエットも危ないそうで、痩せすぎている状態で妊娠が成立すると、赤ちゃんが小さくなってしまうということが分かってきているそうです。

私、20代前半はとても太りやすい体質で、今より10キロくらい太っていました。
原因はストレス太り。。大量に食べては吐いて繰り返していた時期もあります。

2003年、父親の死をきっかけに、何か没頭できることを始めようと決めてジムに入会。
当時はストイックな性格だったので、ほぼ毎日ジムに通って有酸素運動、筋トレに励みました。
食生活は1日1食。結果的に約6か月で8キロ痩せました。
食べなければ痩せるという自分の勝手な思い込み、体重が落とすことばかり気にしていた結果、うつ、栄養失調に。。
食べないダイエットは本当に危険ということを身をもって経験しました。
無知って本当に怖いです。。

私は6歳になる子供が1人いますが、いつかまた子供を生みたい。
そのためにも、規則正しい食生活を心がけていきたいと思っています。


最近友人に教えてもらった本。『タニタとつくる美人の習慣
昨日届いたのですが、共感できる内容ばかりでした。

こちらにも低栄養でやせ型の女性が出産した低出体重児が、将来、生活習慣病になりやすいというお話が書いてあります。
ご興味ある方は是非!

タニタとつくる美人の習慣/講談社