生きた証しと赤紙と宇宙戦艦大和

まいどぉ～猫様です

北村少尉シリーズ、調査は順調に進んでるわ

陸軍航空士官学校の卒業文集のタイトルの「生有驗」、意味がわかったんや

あたしのお友達の媛様に、教てもうてん

生きた証しなんやて

媛様、ホンマにおおきに

昔の空中勤務者は、大和言葉が使えたんやなぁ、すごいなぁ

ほんなら、生有驗は遺書なんか

嶋「遺書のような、決意表明のような、一人語りのようなですかね」

河内弁バージョンで訳すと…

生をこの世（北村家）に受け、大日本帝国の大空を護るんや

ほんで、天皇はん、お国、家族の為に死んで、神さんになんでぇ

めっちゃ光栄ことや

足元ようみて、勇気を持って、恐れず自分の信じた道を進むんや

はぁ～、嶋にはない精神やな

嶋「うちに、武士道精神は確かにナイ」

北村少尉の信じた道、目指した道ってなんやねんやろか

嶋「家族の為、ムカつくけど御国のため、天皇はんの為に、靖国の神さんになるってことやないでしょうか特攻、体当たり、玉砕覚悟の強い意志が感じられます」

家族の為やったらまだしも、天皇はんは無いやろう、ナイナイ

嶋「そこは、天中で、刷り込み…ですね当時の天皇はんは、神さんやったんです」

えぇぇぇぇぇぇ、神さんって恋する神さんかいっ

歴代の天皇はんって、萬葉集で、めっちゃ恋の詩残してるし

人の嫁はん横恋慕して、強奪した奴もおるし

持統を筆頭に、悪さばっかりしとる卑怯極まりない極悪な奴もおったやん

嶋「一神教主義の精神で欧米諸国に立ち向かったものの、日本人の元々の性質がアニミズムやから、破綻をきたしたんです、八百万の神って言いますやんあまり、過激な発言は控えませんか」

ほんなら昭和天皇は黙っとくから、持統だけは叫ばして

嶋「（はぁ、アカンわ）持統ではなく、大津皇子の良さを叫んだらどないです」

ほな、そうするわ

草壁ぇぇぇ、お前はなぁ、凡庸であほやねん、大津皇子に勝てると思うなぁぁぁ

はぁ～、スッキリぃ

嶋「北村少尉と草壁はなんの関係が」

アホぅ、北村少尉と大津皇子は似とるやないか

容姿端麗、文武両道、人望もあり、優しい姉がいる、そっくりやないかぁ

嶋「（北村少尉、容姿端麗かなぁ）草壁は関係ないのでわ」

草壁は……………………

当時のアホな軍部と…偉いさんやないか

嶋「大津皇子と草壁で…不満を叫んでるんですね、納得です」

でも、空中勤務者って、生き残ること前提の教育やったはずやのに、戦況悪化で、大戦末期は、使い捨ての教育に変わったんやろなぁ

嶋「あのかいらしい子犬の荒木伍長は、17歳ですよ、昭和19年卒業なら、使い捨て教育でしょうね」

北村少尉は、なんで士官学校受験したんやろか

なぁ、不思議やと思わんか

嶋「やっぱり、空中勤務者若しくは搭乗員になりたかった…でしょうか」

せやけど、天王寺中学校卒業したんやから、大学行き放題やないか、帝大も嶋みたいに、夢のまた夢やのうて、現実問題として合格出来る能力あってんぞ、あたしやったら、帝大行くね

嶋「うちの場合は、帝大は眼中になかったんです当時の天中は、軍国教育が…それに、士官学校は学費いりませんし…」

アホぅ、帝大に走るしか能ない奴はいらんってゆわれたって正直にゆえ

嶋「」

北村少尉は、裕福な育ちやないか、なんで、学費の心配すんねん

嶋「誰かの為、役に立つ仕事がしたかった…武士道精神旺盛な青年やったみたいですし…オツムの中身がちゃいすぎてわかりません」

おじいちゃんは、反対したはずや、お義兄さんのゆうことも聞かんかったってことか

嶋「本人のみぞ知るですね惜しい人材亡くしたと思います北村家の損失はかなりのモンですね」

ほんで、残ったんが、兄が1人に、おばあちゃん、あとは、姉と妹ホンマに損害でかいなぁ

ほんなら、その北村家の損害を埋めるかのように、おじいちゃんがおばあちゃんと結婚したんやな、北村家の損害差し引きゼロやな

でもおじいちゃんのお顔、嶋にそっくりやから残念やな

嶋「ちょっと猫様、うちの顔はおじいちゃん譲りの締まった顔ですよ」

おじいちゃんは引き締まってるけど、お前はなぁ

嶋「」

せやけど、軍属のおじいちゃんは、どないして調べんねん

嶋「まずは、海軍で船にのってた、おじいちゃんからの方が良いかなと軍属のおじいちゃんは、ホンマに難儀する思うんで」

海軍のおじいちゃんは、何処に行ってたんや

嶋「どうやら、比島らしいです、船が沈んで、命からがら復員したらしいです」

まさか、北村少尉の時みたいに、あんなアホみたいな軍歴証明書とちゃうやろな

嶋「海軍やから、幾分かマシかと…」

武蔵かな？？瑞鶴⁇金剛陸奥⁇もしかして宇宙戦艦大和

嶋「こちらの大和です、宇宙戦艦やないです紅紙やから、所謂立派？な艦艇とちゃうかと…しょぼい船とちゃいますかね」

大和は宇宙戦艦やないんか嘘やぁ、宇宙戦艦大和出撃してたはずや

嶋「（つける薬がナイ）」

紅紙ってしょぼい船なんか？

嶋「紅紙は臨時召集した海兵さんのことです、使い捨てを、艦艇に載せるとは考えにくいんです、おじいちゃんと北村少尉のこと使い捨て呼ばわりすんのは、心苦しいけど」

わからんで、陸軍かて無茶なことしててんから、海軍かて、紅紙を巡洋艦とかに載せてるかもしれんやん

嶋「艦艇に乗船するのってそれなりの技術が必要かと」

ほんなら、どの船で料理しとってん

嶋「知りませんよ、だから軍歴あげるんですよ多分、軍歴に載ってますから…」

ほんで、比島ってなんや

嶋「今更、そこぉフィリピンのことです」

もしかして、マバラカット？ラバウル？クラーク？

嶋「兎に角知ってる言葉並べただけですやんうちもハッキリわかりません、飛行場ではないです、地上ちゃうな海上勤務者なので」

どっちのおじいちゃんも、軍人時代の生有驗は、残ってないんやな

ほな、今日も遊びに来てくれておおきにな

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生有驗

まいどぉ～猫様です

なんと、なんと、北村少尉の遺文を発見しました

陸軍航空士官学校の卒業文集「留魂録」にありました

タイトルは「生有驗」←この意味わからん

生を聖代に禀けスメラミクニの大空を護る。

然して、天皇陛下萬歳に死し靖国の神となる。

何たる光榮ぞ。

脚下照顧、正を踏みて邁進せん。

意味わからんよぉ、北村少尉は賢すぎる

嶋「ホンマに靖国の神となりましたなぁ本音ゆうたら、靖国の神となるなんて書くから、逝ってもうたんですよって、せやさかい、おばあちゃん泣かしたんですよ、この、姉不幸モン‼️って叫びたい」

いや、靖国なんかに、おらん、絶対あたしのそばにおるわ

嶋「また、なんで猫様のそばに」

それは、あたしが北村少尉の生まれ変わりやから

嶋「（なんて幸せな思考回路なんやろ）そばにいてくれたらエエですね」

兎に角、これからは、脚下照顧で頑張るでぇ

嶋「（足短いから脚下照顧、すぐできますやん）」

なんか、ゆうたかぁ

ほな、今日も読んでくれておおきにな

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蛍は光ってたのか？

まいどぉ～猫様です

嶋の奴、昨夜は、なんと夜中に帰還したんや

3時過ぎてたんや、不良や、おばはんになってからぐれ始めたかも…

嶋「中学の同級生と蛍見に行っただけですやん」

ホンマにそれだけかぁ～

嶋「ラーメン食べました、でも、食べるのんに夢中で、画像が…」

ないんかい

夜中に、ラーメン食べてたんかい

ダイエットするってゆうてたやんけ

嶋「今日は、耳にっちょです」

蛍は、どないやってん

嶋「同級生の頭がね、ってちゃうよ、確かに同級生の頭はやけど、蛍は光ってましたよ」

なんで、あたしは連れって来れんねん

嶋「猫様は知らん人苦手でしょ今度、一緒に行きましょ」

ほな、今日も読んでくれておおきにな

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記念いやー

まいどぉ～猫様です

実は、今年は嶋の歴女歴30周年の記念いやーなんや

嶋「年齢がバレてしまいます‼️」

今更、なにゆうてんねん、お前がおばはんなんて、百も承知や

今年は、記念いやーやさかい、北村少尉とおじいちゃん達の戦争のことをテーマにしたんや、ちょいと古代史から逸れとるけど…

実は、嶋が２０歳くらいの時に、いちど、おばあちゃんの依頼で手ぇ付けたらしいねんけど、挫折したらしいわ

おばあちゃんが生きてる時に再開しとけば…って心残りやったらしいわ
北村少尉のことが、ひと段落したら、次は、軍属やった、おじいちゃんの調査や

こちらの調査は、厳しいことが、想像に難くない、兎に角、頑張るでぇ

嶋「頑張るでぇって、寝てはりますやん」

ほな、今日も読んでくれておおきにな

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最近のあたし

まいどぉ～猫様です

今日、鴨姫様のお財布発見してん、嶋に盗られんように、お財布の直掩してんねや

嶋「直掩って…帝国陸軍の飛行部隊に影響受け過ぎ」
最近のあたしは、白黒のイケメンさんにハマってんねん

嶋「あのぅ、白黒のイケメンじゃぁ、意味わかりませんよぅ？」

あほぅ、梅村曹長のことやないかっ

嶋「あぁ～、それやったら、帝国陸軍の飛行部隊の人達の写真って説明しないと…大叔父様のこと調べてたら、飛行部隊の皆様が、イケメン揃いで、大叔父様そっちのけでヨダレ垂らしてはったってことですよね」

ちゃうわぁ～、代田中尉、小林少佐、真崎大尉…こんだけ知ってんでちゃぁんとお勉強しとるわ

嶋「お勉強って、どなたもイケメンですやん、代田中尉は55戦隊のエース、小林少佐は震天制空隊のエース、真崎大尉は常陸教導飛行師団にエース…ホンマに、有名人ばっかですやん」

コホン、ほんで、今後の大叔父様の調査はどないすんねん❓

嶋「佐野飛行場と能代飛行場のこと、調べようと思てます‼️」

そういや、能代時代は大変やったらしいな、大叔父様、海面スレスレの低空飛行訓練、吹き流し射撃の訓練、バラック兵舎での生活…常陸時代は、連日の空襲警報による出撃の日々、航士後輩・特操・特幹・少飛等の教官としての任務、空中戦の研究…三足のわらじやなぁ

常陸時代は、飛燕班におったから、特攻に行かんかったんか

こっからは、あたしの推測やけど、当時の陸軍省の幹部は負け戦になるってわかってたから、特攻みたいな残酷な作戦を実行したけど、負けても、権力だけは握りたかったはずや、その証拠に、戦後の政治家には、悪魔の憲兵上がりがおったぐらいやで❗️話を戻して、今後のこと考えて、優秀な人材は、将来の陸軍省引っ張る幹部として残しとこって思うはずや、そうゆう人材は、内地勤務に置いとくわ、あたしが幹部ならそうするほんで、イケメンなら、最前線に送らない、イケメンは日本の宝やさかいな少子化対策にイケメンは重要項目やしなせやから、大叔父様は、特攻にならへんかったんやどや、名推理やろ

嶋「なんか、ちゃうような、おうてるような…うちには、陸軍省利用して、イケメン大好きって聞こえるんですけどぉ～それに、魔のバレンタインデー（大叔父様の戦死の日）に生き残ったとしても、55戦隊は若い人材を万世に神風特攻隊として派遣しました、少尉であった大叔父様（以後幸男さん）は◯◯振武隊長として出撃してたかもしれませんよ、何せ常陸時代に特攻隊募集要項に熱望するに○印付けたんですから、外地に行くかもって手紙に書いたくらいですよ、それに陸軍省からしたら、優秀でも幸男さんの様に優しい人間は邪魔なだけですよ、権力争いに勝てませんからね、生き残るとしたら、戦友K様の様に、特攻派遣の内地残留組として終戦を迎える、でしょうね…ホンマにタラレバ論ですが」

せやな、タラレバ論は無駄やな、ひいおばあちゃんが、幸男さん戦死して、寝込んだって聞いたさかい、つい考えてしもたんや、優秀やから本土防空で戦死したって報告したかったんや

ほんで、この画像なんや

この野郎、散々イケメン大好きってあたしに難癖つけてた癖に、お前は、ちゃぁんとイケメン梅村さんの画像確保しとるやないか

嶋「（見つかってもうた…）あの、これは、目の保養に…」

これでわかったか、イケメンは国宝なんや

ほな、今日も読んでくれておおきにな