しいたけ〜!! | 伊藤 来のカヤックブログ ~波にゆられて旬を食す~

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大自然の水先案内人 伊藤来(イトウ キタル)が、
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この雨で、椎茸が急に活性化し始めた!!
デカくて肉厚!!





最近、ちょっとキノコを勉強していて、

キノコ(菌類)っていうのは、
およそ36億年前に地球に現れたと言われ、
私たちヒト属(ホモ属)はおよそ200万年前にアフリカでアウストラロピテクス属から分化し、現生人類であるホモ・サピエンスは40万年~25万年前に現れたとされています。

はるかに、大先輩なんですよね!!
現在確認されているだけでも、
およそ3000万種あるという菌類。
そのなかでキノコの仲間は、世界に1〜2万、
日本には4000〜5000種あると言われています。

しかも、私たちが食べているのは、
そんなキノコのほんのたった、数種類でしかないんです。

ちなみに、キノコには大きく分けて2種類あって、

一つは、高価な「菌根菌」という、
マツタケやホンシメジ、ポルチーニやトリュフなどのキノコ。
生きた樹木に住み着いて菌糸を伸ばして細い根に菌根を作って、土の中からチッ素、リン酸、カリなどの養分や水を吸収する時に菌根を通して樹木に届けます。
そのかわりに樹木は、光合成で作った糖類などを菌類に与え、その命を支えています。
キノコの種類によって、その樹種は決まっていて
マツタケはアカマツ、ポルチーニはトウヒという感じで、決まっているんですよね…。生きた樹木と共生するので、まだ、人の手での栽培方法が確立されておらず、天然物しかない為、高価なんですよね。


もう一つは、枯れた木や落ち葉を分解する「腐生菌」
 こっちが主に私たちの食卓によく並ぶ家庭に優しい、
安価なシイタケやナメコ、マイタケなどの「腐生菌」といって、樹木や落ち葉を分解し、それを自分の栄養にして生きています。これらのキノコが生えたあと、その樹木や落ち葉は朽ちて、土に還して循環してくれるんですよね。

ちなみに、今でこそ安価な「腐生菌」代表のしいたけ。
当初は、松茸よりも高価に取引されていたそうなんです。
江戸時代初期に少しづつ栽培され始められて、

今では、菌床栽培方法が確立されてご家庭でも食べやすい
価格になったんです!

なんて、考えながら、いにしえの賢人たちの努力を
しみじみ味わいながら、肉厚椎茸を頂いてます!!

香りも強くて、シュワっと染み出す椎茸の味わい!
おいしぃ!!