私の愛読しているコミック雑誌に「コミックヴァルキリー」 というすべての作品の主人公が闘う女の子という実に素敵な雑誌がありまして、そのコミックヴァルキリーが現在店頭にある第40号をもってWebマガジンに移行し雑誌としての刊行は今号をもって打ち切り、つまり「休刊という名の廃刊」となってしまったんです。(出版の世界では基本的に廃刊という言葉は使わないのが慣行みたいですな。休刊になった雑誌が復活するというのはめったにないのに)
左が平成18年(2006)に出た創刊号。そして右が最終号となった・・・
まあ、出版業界も不況で苦しんでるというしキルタイムみたいな大きくない会社ならやむを得ない処置なのかな、「二次元ドリームマガジン」とヴァルキリーどっちをとるみたいな議論があったんだろうなぁとも考えました。無料Webマガジン化というのもIT時代を見据えてというより掲載中の漫画家のための救済処置みたいなもんでしょうし。
というようなことを考えたりしてたんですがヴァルキリーが休刊に追い込まれたのって単に不景気だからではなく「あの国のあの法則」が発動したからなんじゃねぇかと思いました。
あの国のあの法則とは?
くどくど説明すると時間がかかるので単純に説明すると韓国もしくは韓国人と一緒になって事業もしくは商売を展開すると必ずひどい結果を招くという法則。まぁ詳しくはパソコンでググってみてくださいまし。
私はヴァルキリーの読者ですが現在手元にあるのが創刊号と最終号だけで一時期買ったり買わなかったりの時期があったので必ずしも正確とは言えないかもしれませんがとりあえず書いてみます。
ヴァルキリーが創刊された翌年、韓国人作家の林達永(原作)/金光鉉(作画)コンビによる「フリージング」という作品の連載がスタートします。この時点ではあくまで連載陣のひとりでしかありませんでした。しかし「フリージング」が予想外に好評だったこともあり一号の中で複数本立て、号によっては3本とか4本の「フリージング」が掲載されるようになっていきます。当時ヴァルキリーのレギュラー作品の中で一号で複数本立てになることはゲームブック調作品の「御剣ハルカ危機一髪!」以外ではなかったはずですから隔月刊の雑誌でありかつ外国人であることを考えると厚遇されてたといえます。
「フリージング」が好評なのに気をよくしたのかヴァルキリーは「原作・林達永」作品を積極的に展開していきます。また「フリージング」が好評であるということで表紙のイラストを「フリージング」のキャラが飾ることが多くなり、新連載が始まったのでその作品を盛り立てなきゃいけないような時ですら表紙が「フリージング」という時すらあったように思います。
(ちょっと長いのでつづく)