レビュー・5「ユリイカ」2008年1月号 | BLOGkayaki1

BLOGkayaki1

読書記録、環境問題について

080114-B

東京で、南方熊楠に関する
催しが行われたようで、
今ちょっとした熊楠ブームに
湧いているのではないか、と
密かに期待している。

高校時代、講談社学術文庫で
『南方熊楠』という本を読んで、
すっかりこの人の生き方に
感銘を受けてしまった。
はてさて、如何なる理由で
この人物の存在を知ったのだったか、
頓と覚えてはおらず。
少なくとも環境の勉強の過程で、
知るところとなったのではないかと
自分では考えるのだが。

確かにこの人物は、
菌類研究で学術的地位を気付いたし、
国の政策で、
神仏合併による寺社林破壊に
体を張って反対し、
今の世界遺産である
熊野の自然を守ったところからして
環境問題の話題に事欠かない
人物であろう。
けれども同じく高校時代、
殊に共感したというか目覚めたのは、
考古学とか風俗・民族学、
そういうものへの興味だった。

そうして環境問題というものを、
科学的若しくは政策的な面から
のみならず、
風土とか歴史的背景などの文化面や
思想哲学面からも
考えるようになった、
つまり総合的に考えるきっかけを
作ってくれたように思う。
そうまさに森羅万象、
全ては総合的に関連している。


さて、雑誌のレビューながら
肝心の中身については
全く触れておりませぬ。

それはそう、
まだ読んでおりませぬもの。

読んだらまた、
その感想でも此処に
綴ることと致しましょう。