私が、仕事から帰ってきたら、長女が10万円持って行ったので、「10万返して!」と電話をしたらしく、たまたま、電話口には姉の旦那が出ちゃったから堪らない。
姉の立場が、地に落ちた。

母「あんた、金持ってったでしょ!」
姉「持ってかないし、実家にも行ってないわよ!
母「じゃあ、保管していた10万が無いのよ」
姉「・・・なんで、持ってかなきゃならないのよ」
母「枕元に置いてあった、お金が無くなってるのよ。寝ている隙に持ってったんでしょ?」
姉は、否定するだけ、母は、認めさせようと必死に食い下がるだけ。
どっちが先に、電話を切ったのか知らないけど、後日、また、10万円持ってかれたと。だから、家の鍵を取り替えてよと言う母であった。
で、鍵の交換。

それ以来、銭が無くなっても「どこ置いたのかしら」と首をかしげる母になった。
仕方ないので、母が持ってる資産は、私が一括管理する事に。
 

鍵を交換後も、物が無くなると、鍵を替えるまでの間に、やって来て、あれ持ってっただの、金持ってっただのと煩い。完全に被害妄想の虜。

こんな出来事があり、地域包括支援センターに相談したら、"独居"なら訪問して相談に乗るけれど、同居人が居るのなら、その人が面倒を看る決まりになってるからと取り合ってくれない。(そういう規則だそうです)
融通が効かねぇなぁと思いつつ、「私は、障害者なんですよ」と言うと、それなら問題なく訪問できますって。
おぃ、障害者が居るとOKなのかよと思ったね。勝手だねぇ。
 

そんでね、訪問してくれたのは良いけれど「認知症の疑いがあるから、検査受けた方が良い」と勧められてね。、
母を説得しても「私は正常だ。おかしくなんかなってない」の一点張り。仕方ないので、地域包括支援センターに事情を話すと、保健師さんを連れて、「正常と思っているのなら、念のため検査受けたら?」
お断りする母は「この世の中が、どんな風に変わっていくのか見ないと死ねない」というので、それを利用して、保健師さんが「それを見たいのなら、検査してみましょうよ。正常ならそれで良いじゃないですか。確かめるためにも、一度受けたらどうですか?」と話をすり替えてOK引き出してくれた。
それで病院が決まり、予約制じゃないけど病院に電話して「何日に、健康診断を受けたいのですが」と取り敢えずの日付だけ決めて、ケアマネージャーまで選任して貰いました。
検査結果は、"アルツハイマー型認知症"と確定診断。後日、治療のため、その病院を訪れて、処方薬貰って、2ヶ月に一度のペースで通院。
健診を受けて、確定診断に至ったけれど、本人には内緒なので、「何でもないよ」と母に伝えておき、薬を飲むのを嫌がってたから、理由として「認知症の予防薬」と称して、飲ませる事にした。嘘も方便である。
 

母は、しきりに何故か通院してるのか、訊いてくるので、「認知症の予防だよ」と誤魔化す。こんな状況なので、怖くて仕事など出来ないから退職。
ケアマネージャーから、デイサービスの通所に関する手続きをして、介護施設を数カ所見学し、現在のところは2年近く通ってる。

病状は安定している時もあるけれど、記憶力と体力が衰えてる。

  • 単純な物忘れ
  • 自分が言った事を忘れる
  • 物盗られ(これやられると、非常にに厄介な問題になる)
  • 物を置き忘れてどこに置いたか忘れる
  • 忘れた事も忘れる
  • 発言から1分しか経過してないのに、それを忘れてる
  • 入浴すら忘れる(こちらで催促しないとダメ)
  • 思い出したと思って私に言うけれど、その発言を。翌日には忘れてる。
  • デイサービスに、週一で通ってる。

とにかく、忘れる事、物覚えが悪い事、そのくせ、数年前の事は、明確に覚えている。忘れていた過去の思い出を、突然話し出す。
 

治療を開始してから、約1年8か月くらいになるので、当初より進んでいる事は確かだが、要介護1のままである。要介護3になると特別養護老人ホームへの入居待ちが出来る。そうでなければ、有料老人ホームしかない。

今月か、来月中に、役所の人が来て、二度目の介護認定をしてくれる予定です。
姉が言っていたけど、余命は長くて3年とか言ってるけれど、素人だから当てにはしてない。