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廃棄物処理と3RとSDGs

廃棄物処理法や実務の真面目なことから、最近のトピック、ネットニュースまで。
廃棄物処理に関わる人に役立つ情報を発信してます。

SDGsをナンデするのかわからない…


SDGsってナンデするの?

それはね、
国連で採択された2030年までに全世界で
達成すべき目標だからです。

と言われて、よし!やろう!とは
なりませんよね?

では…

これからはSDGsに取り組んでないと…
企業として生き残っていけない!と言われたらどうですか?

おそらく…へぇ~で終わるかな。笑


そんなもんですよ。実際は。
人は自分事として考えられなければ
動かないから。


でも、SDGsは取り組むだけのメリットが企業にも個人にもあります。


企業にとっては、資金調達や新たなビジネスチャンスに繋がります。

個人で取り組む意義とは、自分たちの未来をより良いものにしていくことができます。

ということで、
まず、この動画を見てください。(6分程度です)


この動画を観ても…

ま、動く気にはなれないという方は、

次は少し長めの動画ですが、こちらをご覧ください。(14分ぐらい)

フリーランス国際協力師原貫太さんのYouTubeより


どうですか?これは、今の日本が抱えている
社会課題をまとめたものですが、
SDGsは、世界の課題(貧困や飢餓や健康など)を
解決するために全世界で
取り組もうとしているんですよ。


とはいえ、個人で取り組むとなると…
何ができるでしょう?と聞くと、
私と同世代の人は、ここで
脳ミソフリーズする人が多発します。笑

フリーズしちゃった人、大丈夫です!


まずは!知ることから、始めてみてください!
えっ?それだけでいいの?
と思われるかもしれませんが、
それでいいです。

アンテナがSDGsに伸びるだけで、
SDGsに関する情報が気になり出すので。

今は、SDGsに関する本がたくさんあるので、
本を読むの嫌い!って人は、
子供向けのものがオススメです。

 

企業で取り組もうとしてる人は、

少しピン!ときました?

企業向けの話は、また別の記事に。


環境コンサルタント

武本かや

私が廃棄物コンサルやります!って言い出した頃の話。

こういう内容って…読んだあとに
お金があるからできるねん!
元々持ってるもんが違うやん!
資金、知識、経験、人脈、何もないのにそんなん出きるわけないやん!と思う人が多い

私も!同じこと思ってました
だけど、今まで振り返って言えるのは、みんな元々は何もないとこからのスタートやん
知識、人脈…これなくても今は、ただで積める
根気よく続けていくだけで手に入る

資金、経験は、覚悟ひとつで作れる
だから大事なんは、始める!続ける!という覚悟と、突き抜けたる!という強い思い

それがない人は、こっから先読んでも、何の役にも立ちません。って内容です。

当時、私には、金属リサイクル業での事務経験しかありませんでした。廃棄物処理実務の知識なんかは、本とか法改正セミナーや業界団体主催の研修会に参加して、積み上げていきました。

それこそ、色んな異業種交流会に参加して、
誰に何を与える人かようわからん状態で、廃棄物コンサルタントです!と名刺配ってた感じ。


当時はまだ、そんなに廃棄物処理実務に特化したノウハウ本もコンサルタントも少なかったし、
ネット上でも詳しくかつ、正しい情報が多かったわけでもありませんでした。

そんなこんなで廃棄物コンサルタントとして、
活動し始めてから、もう10年ぐらい。


今では、法人の代表したり

自治体主催のセミナーなどで企業向け、市民向けに講演させてもらったり

建設業者、廃棄物処理業者で社員研修させてもらったり

業界団体や兵庫県の委員会等に所属させてもらったり

業界新聞やメディア関係者と情報交換やコラム書かせてもらってたりしています。


この10年の間に色々なブームにものっかかってきました。
交流会ブーム。
セミナーブーム。
出版ブーム。
~記念パーティーブーム。
社団法人設立ブーム。

踊らされたわけでもなく、たまたま…
タイミングが合ってただけで


おかげさまで、そこで出会った人たちに
支えられてきて、今がある

温室育ちの世間知らずのお嬢が廃棄物コンサルタントとか言い出したもんやから、周りは…

やれるもんやったらやってみれば?
どこの会社の社長の妾や?
反社がバックにおるんか?
援助したろか?ワシが。と、言われたこともありました。


だけど、全部はねのけてきた
パトロン無し
活動資金も自分で朝晩働いて
実績作りも地道にコツコツと

講座受けたいのにお金がない!なら、
アルバイトして稼ごう!と、昼はパチンコ店でホールしたり、100均のお店でレジ打ち。夜は、ラウンジでヘルプのバイト。そんなんしながら、保育園児3人と、自分勝手気ままな旦那の世話しながら


自分に足りないものはプロから学び、
嘔吐きながら、たった10分のセミナー作ったり、
泣きながら与えられた課題をこなしたりした結果、登壇する機会も増え、著書出版でき、インターネットテレビなどメディアで発信もさせてもらえるように。


そんな私の活動ぶりをみて応援してくれる人も増えて、他人様に紹介される機会、活躍できる場が増えてきましたが、それに伴い敵も増えました。

オンナってだけで心ない言葉を浴びせられたり、
性的な嫌がらせを受けたり…

でも、不思議なもので
私を応援してくれてた人たちは、それぞれが活躍されて凄い人になってるにもかかわらずに、今でも何かあれば気にかけてくれ、何かと応援してくれてる。

敵になった人たちは、消えていきました
私の前からだけでなく、表舞台からも

だから、私も応援され、支えられるばかりではなく、自分が応援や支援できる人になりたい。

ということで、
新しいことを始める準備をしています。

また、準備が整ったら発表します。
私が起業したときよりも今は、社会が頑張る人たちに優しくなってる。だから、性別やキャリア関係なく、活躍しやすい時代です。

私と同じ道で、我慢して、耐えて…頑張れ!なんて、よう言わん。
自分でも、今までを振り返って、よう命放り出さんかったな思うほど。笑
負けん気が勝ってたんやろ~ね。


あとは…若さかな
若さで乗りきってこれたなと
今は…同じこと出来ない
膝上30センチのミニスカはいて…は、もう無理
さすがにそれ、公の場でするのはイタい



一番成長したな!と思うのは…
怪しい!モノに対する嗅覚が働くようになりました。

経歴とか実績とか見て…
盛ってんな!というのも分かるようになりました。


今になって、青春の貴重な時間を費やして得たキャバ嬢スキルや、乳飲み子抱えながら大金持ちになる夢を餌につられてやってたネットワークビジネスで学んだものが役立ってるなんて…

どうせやるなら、おもろいこと、役に立つことしたいなぁと考えてます。
また、報告しますね!

環境コンサルタント
武本かや

●金属くずにマニフェストは必要??

金属くずを処分する際に契約書やマニフェストが必要かどうか・・・

 

金属リサイクル業者に金属スクラップを持ち込んで、買い取ってもらう際に発注元に処分した証明として「マニフェスト伝票」の提出を求めらた!のでマニフェストは発行してもらえるかどうかついて。

 


基本的には金属スクラップ業者に持ち込んで、買取してもらった場合は、マニフェストは必要ありません。


引取りに来てもらって、運搬賃を支払った場合は?
その場合は、引き取ってもらった業者によります。


ケース①金属スクラップしか扱っていない業者であれば、マニフェストは不要です。ただし委託契約書は締結は必要

(詳しくは下のほうに書いときます)


ケース②金属くず以外の品目(廃プラ、ゴムくず他)の処理もしている業者なら、それは産廃業者ですので、産廃の委託契約書もマニフェストも必要になります。
 
ケース①とケース②の違いは何でしょう?
「もっぱら物」を専門に扱っている業者かそうでない業者かの違いです。

 

もっぱら物とは、古紙くず、鉄くず、古繊維くず、空きビンくずの4品目こと。


ここで解釈を間違えないでほしいんですが、

有価物≠専ら物

再資源化できるもの≠専ら物

ということをご理解下さい。

 


もっぱら物を買い取り、回収している業者は、集めたものを再生資源として、原料メーカーに売却するというリサイクル処理をしています。これをモノ⇒モノのリサイクルなのでマテリアルリサイクルと言います。


なので、もっぱら物(4品)を専門に扱う業者は、廃棄物処理業許可もマニフェストも不要とされています。

ここまで大丈夫ですか?


ここで、
注意注意しないといけないことがあります!

「うちは専らしか扱ってないから廃掃法関係ないねん!」という時代ではありません。昭和51年の法改正と平成3年の法改正で、委託契約書と処理完了報告をしなければならないということになっています。

 


うちも祖父が金属スクラップ屋をし始めたので、創業は昭和37年。。。その名残が若干、うちの母にも引き継がれていますが、「うちは専らしか扱ってないからゴミちゃうねん!」の発想は危険です。

 

うっかり法令違反ということにもなりかねないので、専ら業者はその考えを今すぐ捨てて下さい。とはいえ、収集運搬業許可持ってる業者も多いと思うので、基本的な廃掃法の知識はおありかと。



 

金属スクラップ屋に持って行った金属スクラップにマニフェストはいるか?
いりません。

出せるか?⇒出せないことはないですが、出したがらないでしょう。
なぜなら、すご~くややこしいからです。


 


ただ、やっぱりそれでも、発注元からすると、適正に処理した証明書として、マニフェストを出してほしい!というところも多いのが現状。
業者によっては、計量証明書は出せても仕切伝票は見せたくない!という業者もあるでしょうし。。。事情は様々ありますよね!

 


そんな時は、業者によっては「リサイクル証明書」や「廃棄証明書」を出してくれるところがありますのでそういう業者に持っていきましょう!


私のところは、対応します。
発注者が大手や自治体だとコンプライアンスに厳しいということで、、、

 


わけわからないまま担当者が「マニフェストが必要です」「マニフェストじゃないとだめです」「マニフェストがいいんです」という場合もあると思いますが、そこは、請け負う側も賢くなって、法的根拠を持って根気強く説得するしかないです…


私も、以前、ある事業者さんから自治体の担当者が。。。というので、直接その自治体の環境部署の課長に直談判したことあります。

何でもかんでも許可もないのに、法的な知識もなく、要求されるままにマニフェストに企業名とか書く方が間違ってるんです。


そんなのマニフェストの意味がなくなるでしょう?

法律で決められたとおりに廃棄物を適正に処理したかどうか確認するための管理票なんだから。ちなみに有価物にマニフェスト伝票が使ってはいけないということは法律では決められてないので任意使用は自由です。
だけどね。。。というのは、私の個人的な想いではあります。


最近は、悪質な不用品回収業者なども出回ってるので、安易に要らなくなった金属製品引き渡すと不法投棄されることもありますから注意してくださいね。

いかなる理由でも不法投棄に巻き込まれると処分を委託した企業に責任が問われます。


特に家電や雑品スクラップといったものは買わなくなった業者も増えたし、買えなくなった品目も増えました。

法律とかそんなんごちゃごちゃめんどくさいのが嫌な事業者さん

別に買い取ってくれんでもええよ!というのであれば、金属くずの中間処分業許可持っている事業者さんに相談することが一番ラクです。


買取ではなく処分費用を取られるかもしれませんがwそこを気にしないなら。。。。
もし、処分費用を支払って金属くずを処分したとしても。。。ちゃんと再生資源として、循環する仕組みになっているので。

要は、お金で買い取ってもらうのか
処分費用を支払ってマニフェスト(産業廃棄物管理票)をもらうのか選ぶのは自由。
許可内容と委託基準は確認してくださいね。

 


ここで書ける話はこれが限界ですが、、、
研修会、講演ではもっと暴露話多めです。
廃棄物とお金の話はセットで!リスクだけじゃない、未来の話も!

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