毎朝、保育園に息子を送って行っています。
朝、7時ぴったりに家を出ます。
朝は機嫌が良いことの方が少なく、
大嫌いな歯磨きをされて機嫌が悪く怒っている日や、眠たくてぐずっている日、等
苦戦している日が大半です。
起きてから出発まで大体3回は大泣きしています。
抱っこしながら荷物を2つ抱え、更にキレられる状態だと、私にも全く余裕が無くなり、ヘトヘトモードになります
そこに傘をさしてる日なんて気分は最高です
息子は雨が大好きで傘をさすとブーイングなのです。。
7時15分に門が開く保育園。
だいたい14分には門の前でスタンバイしています。
ここ数ヶ月、新しく入ったおそらく1歳になった女の子とそのお父さんと毎朝お会いします。
そのお父さんは足が不自由なようで、足を引きずりながら女の子をベビーカーに乗せてやってきます。
そのお父さんは穏やかな笑顔を浮かべて
おはようございます、と挨拶をしてくれます。
保育園の中には挨拶をしない主義?な方も結構いて、
高齢出産をして初めて親になった私は最初戸惑ったものです。
そのお父さんは
足が不自由なので、女の子をベビーカーから下ろす時や物を取る時、驚くべき柔軟性で足を伸ばしたまま手を床につけています。
お父さんは雨の日も風の日も、娘さんが泣いて騒いでいる時もどんな日も変わらず穏やかな笑顔を浮かべて優しく娘さんに接しています。
様子を見ていると、階段を登ったり、降りたりするのも不自由な状態だと思います。
きっとこれまで大変な思いも沢山あっただろう、と想像します。
毎朝、お手本を見せられているような気分で自分の事を考えると反省します
体も不自由なく思うように動かせるのに
天気が悪いだの息子がぐずってるだので感情に振り回されて、髪の毛を振り乱している私。
きっとこのお父さんは娘さんが元気で登園できていること自体が幸せな事で、他の些細な事には目を向けてないんだろうな、と感じるからです。
この方は
本当に大事な事がわかってるんだ、と感じるのです。
このお父さんのように大きな心を持つにはどうしたら良いんだろう?
今日のTシャツがお気に入りのクレーン車じゃないからダメ!
クレーン車!クレーン車!
と絶叫している息子を引きずりながらやっとの事で登園し、そんな事をぼんやり思った朝です。