お味噌汁というのはとても興味深い料理だと思います
昔はお味噌汁なんていらないよ!って思っていたのに、大人になってからはお味噌汁専門店に足繁く通うほど好きになった不思議。。
簡単に作ろうと思えば、本当にすぐ出来るし、丁寧に作る事もできる。
その家庭、家庭によってまるで違うし、
作る人によっても個性がでますよね
人によっては、家ではお味噌汁が全然出てこなかった!と言う人もいるし、毎日必ず出てた!という人も。
うちの場合は後者で、毎日朝と夜、和食の時は必ずお味噌汁が出ていました。
母の作るお味噌汁は、煮干しで出汁をとっていて、たまに夜、母がテーブルで煮干しの処理をしているのをおもしろそう、と手伝ったりしていました。
具は大体2つか3つのシンプルなものでした。
大根とにんじんの千切りだったり、豆腐とわかめと
揚げだったり。
味噌は自家製のいつ作ったか分からない位の年代物。
私の味噌汁も母のものを踏襲しています。
意識している訳ではないけれど、
無意識に食べていても20年近く食べていると
それが当たり前、になるものなんだな、と。
父のお味噌汁はとにかくとにかく具材たっぷり。
ジャガイモ、たまねぎ、にんじん、きのこ類、ねぎ、揚げ、大根、などなど沢山です。
芋類が必ず入るから甘めの味になります。
野菜が足りない時はわざわざ買いに行く位、
一椀入魂!
お味噌汁の位置付けは高いです
聞くと、子供の頃からお味噌汁だけは家族のために作ってきたからこだわりがあるそう。
ふと、ご飯を食べていた夫に聞いてみました。
3人のお味噌汁の中でどれが1番好き?
夫『どれも全部美味しいけど、お父さんのかな。
すごく丁寧に作られてるのが分かるし、
これだけ食べればオッケー!ってくらい栄養満点だから』
納得。
料理には丁寧さ、とってもとっても大事だし、
食べてる人には分かるんですよね。
真似はできないけど。