去年の今頃…

1年後に旦那ががんサバイバーになってるなんて

思いもよらなかった。


でも…

旦那の右足の内側、

膝の少し上にしこりがあるのはわかっていた。


2022年の11月、

今から1年2ヶ月前になるが


ある日、旦那が内腿にしこりがあるけど

大丈夫だろうか、触ってみて、

と言う。


うん、たしかに。

グリグリがあるし

触らなくても見ただけでわかる…。


子供達が小さい頃からずっとお世話になっている外科にMRIがあるから

撮ってもらってきてよ、

と行かせたが…


レントゲンだけ撮って

「よくある脂肪腫でしょう、」と言われて帰ってきた。

「柔らかいし小さいからほっといてイイッてさ。なんか急に運動しましたか?って。」と…


そのあと、

娘が 歩くのもしんどいほど膝が痛くなった時、

やっぱりレントゲンだけで

「なんか急に運動しましたか?」と言われて帰ってきたし


私がお尻から膝裏までツるような痛みで診てもらった時も

「なんか急に運動しましたか?」と湿布もらって帰ってきた。


もうこの先生んとこ行かんとこ…と思った。


歳とらはったな、先生…

お見立て、あてにならん…


だから

2023年の夏の初め頃から

旦那の内腿のしこりが大きく硬くなり始めた時は

違う病院を探した。


地域の総合病院の整形外科の部長をなさっていた先生がやってらっしゃる個人病院にした。


嫌な予感がしていたから…


上の病院につながる病院でないと…と思って。


案の定

先生は即、その場から総合病院に電話を入れてくださり、


お盆をはさんだ1番早い予約を取ってくださり

「腫瘍専門医だから…」と言われた。


そこからは ものすごくスムーズで

総合病院の専門医は

検査したその日のうちに

「◯◯大学病院かがんセンターに行かれるのがベストです、どちらに紹介状書きますか?

大学病院にもこういう腫瘍の治療にあたる優秀な先生のチームがありますよ、」

と。


結局、大学病院を選択し今に至る。


今の治療にはなんの不満も不安もないし

選択は間違っていなかったと思っている。


けど…


最初の診断は果たしてあれでよかったのだろうかと ふと思う。


希少ガンだから

10万人に2人だから

あの先生は まさかガンなんて疑いもしなかったのかもしれないけど…

そんな患者にはフツーなかなかお目にかからない確率だもんね…


誤診なの?


けど 粉瘤だったり

脂肪腫だったり

良性の腫瘍とまちがえてメスを入れて

ガン細胞が飛び散って

ほうぼうに転移してしまう、というケースもある旦那の腫瘍。


下手に触られなくて幸い、とも言える。


50代、60代のオッサンに

圧倒的に多い大腿部の軟部腫瘍、


町の外科で

軽く 脂肪腫でしょ?なんて言われても

セカンドオピニオンをオススメしたい。


悪性かもしれないから。


そして

専門医はまだまだ少ないから

ちゃんと軟部腫瘍専門医のいる病院をさがしていただきたい。


病院選びをまちがえないように

正しい治療がうけられるように

ぜひぜひ…。