旦那がガンの告知をされた日…


在宅介護していた母のこともあり

近くに住む長女に連絡すると…

勤務中だった彼女は

仕事どころではなくなり、


病院勤務なのだが

院長が「今日は帰りなさい」と言ってくださり、

私達夫婦のところに駆けつけた。


それからしばらくの間は

父親の顔を見るたびに泣いていた。

「なんで?なんでお父さんなの?

まじめに一生懸命お仕事し続けただけなのに。なんでお父さんなの?」と。


私も勿論、

頭がおかしくなりそうだった。

希少ガンは

種類がめちゃくちゃ多く、

特定するのも困難な上に

まだまだ予想もつかないことも多く

ドクターも治療法に迷うときくと

不安は人生マックス…。


体調も悪くなり

家事も手につかなくなった。


でも

旦那には明るく接しようと

自分の気持ちを押し殺した。


生検の結果が出るまで1ヶ月…

ほんまに辛かった。


昨日、抗がん剤第1クール初日の旦那の画像を見たら

今よりずっと表情がかたくて

不安げだった。


「みんな、どうした?

元気に帰ってくるんだから!」

と笑っていたはずの殿は

今から見たら

悲愴感漂う厳しいお顔をなさっている。


そして今、

切除手術も終え

今日で 術後抗がん剤治療も終え

あさって退院予定で


毎日家族LINEに送るために撮っている殿の画像を見て思う。


なんて穏やかな いいお顔。

今日もお弁当作ってお届けしよう。




私も日常を取り戻している。

迎春の準備に忙しく立ち回っている。



娘も泣かなくなって

「お父さん 抗がん剤治療中なのに

あんなに食べて逆に大丈夫なん?」と笑っている。


この先、

多分なかなか厳しいガンかと思うけど…


変なテンションで落ち着いた我が家だけど…


旅行でも行くべ!

と思い立って


来月のラスト抗がん剤治療が済んだら

殿の好きな海を見に行こうと決めた。


2月某日、海沿いのホテルを予約した。


9月の告知から4ヶ月

殿、よく頑張られました、


一回ゆっくり休も(^o^)



ブラウス、マドモアゼルノンノン
カーディガン、ユニクロ
ワイドパンツ、イング
バッグ、バーバリー
靴、オリエンタルトラフィック