本ブロクをお開きいただきまして、本当にありがとうございます。

 青森県青森生まれ、八戸在住の独立系ファイナンシャルプランナーのヒデです。

 

 2023年9月20日放送のNHKクローズアップ現代にて、空き家問題を取り上げておりました。

 その番組の主旨は、増え続けている空き家を活用しようという動きが広がっているとのことでした。

 

 私はこれを見て、居住誘導区域ってワードを思い出しましたので、今回はそれについて書かせていただきます(当該番組では居住誘導地域については触れられておりません)。

 

 居住誘導区域とは~

 

「一定エリアにおいて人口密度を確保し、居住者の生活の利便性を保つために必要なサービスやコミュニティの維持を図るように居住を誘導する区域です。人口や土地利用、交通、災害リスクの現状や将来見通しを勘案しつつ、持続可能で快適な居住環境が形成されるよう定めます。」(『仙台市立地化計画』P53)

 

 簡潔に書けばコンパクトシティということでしょう。

 誰が誘導するのかと書くと、それは地方自治体です。 

 

 元ネタは国交省でして、同省が2016年9月1日に出した『都市計画運用指針における立地適正化計画に係る概要』にはこんな図が載っています。

 

 居住誘導区域を定めるだけじゃなく、都市機能誘導区域をも定めるそうです。

 都市機能誘導区域とは、誘導施設を誘導する区域で、具体的には医療施設、福祉施設、商業施設などなどなど。

 

 これらって各地方自治体が定めるそうです。

 

 八戸市においても2018年3月に『八戸市立地適正化計画』ってのを出しており、その中において、どこが居住誘導区域とか、どんな誘導施設をどこに誘導するかなどが書かれております。

 

 本ブログを書いたのが2023年10月です。

 2018年作成の八戸の計画書で触れられていた中心街に美術館などが実現しております。

 

 何を書きたいのかを書きます。

 

 すなわち、お住まいのところが、この居住誘導区域に入っているかどうかチェックしてみてもいいんじゃないでしょうか。

 

 冒頭触れました国交省資料にはこうも記されております。

 

「居住の誘導は短時間で実現するものではなく、計画的な時間軸の中で進めていくべきである。このことから、一つの将来像として、おおむね20年後の都市の姿を展望することが考えられるが、あわせてその先の将来も考慮することが必要である。」

『2016年9月1日都市計画運用指針における立地適正化計画に係る概要 国土交通省』

 

 つまり、今後を見据えて誘導していくそうです。

 

 ということは、その区域に入っているのであれば、その区域での空き家の発生は少ないかもしれませんし、ご自分の老後に買い物難民とかにもなり難いかもしれません。

 

 もっと飛躍すれば、地価だって区域外よりは、大幅な下落を免れるかも~。

 

 ちなみに、地方自治体がどうやって誘導するかについて、八戸市の場合は下記だそうです。

 

・公営住宅を居住誘導区域内に整備・更新・集約化。

・民間事業者が行う一定規模以上の住宅開発に対して直接的支援。

・個人の転入者に情報提供などによって働きかけ。

 

 ネットで検索したら、各地方自治体が定めた立地化計画書がポンポン出てきます。

 その中で居住誘導区域(及び都市機能誘導区域)について書かれていると思いますので、チェックしてみてもいいんじゃないでしょうか。

 

 埼玉県戸田市のも見てました。

 同市は未だ人口増えている状況なんですが、今後、減少が見込まれているので、今の内にしっかりと決めておくそうです。

 

 先を見据えていて、上から目線ですみませんが、とってもえらいと思いました。

 

 最後までお読みいただき本当に感謝です。