本ブロクをお開きいただきまして、本当にありがとうございます。

 青森県青森生まれ、八戸在住の独立系ファイナンシャルプランナーのヒデです。

 

 2023年9月10日(日)にとり行われましたFP2級試験について、先ずは学科の方の問題をサラッと見てみましたので、以下、所感を述べさせていただきます。

 

 注意!すみません、今回も長いですm(__)m

 

 実際に出た問題の中から先ずはこちらをご覧ください。

 3のNOI利回りについての記述が適切です。

 NOI利回りについては、上記の問題文でそのまま22年5月と20年1月にもでていますので、内容はともかくこの一文で覚えてしまえば(大変ですけど💦)解けるでしょう。

 

 ただし、4のDSCRって???

 こんなん過去に出てましたっけ????

 

 検索してみたら、FP1級の計算問題とFP2級の2010年学科で出ていました。

 

 答えは不適切です。

 DSCRが何かは不明でも、収益が借金返済額を下回っていたら、(指数1.0つまり100%)以下なら、そりゃ余裕ないでしょと想像できればナントカ…。(つうか3が適切だと判断できならこの問題は正解できるかと)。

 

 普通借家契約に関する問題って、過去問ではこの一文が定番だと思います。

 これが適切。

 

 ですが、今回はこんな問題文ででました。

 こっちは不適切です。

 1年未満だから、「期間の定めのない建物賃貸借契約」とみなされるってことですね。

 これは過去問丸暗記じゃなくて、それってどういうことなのかも理解が必要なのかな~って思いました。

 

 次にこれです。

 これって適切なんですね。

 日影規制については、「地方公共団体の条例により規制対象区域を定める」ってことだけ覚えておきゃいいと思っていたんです。

 でもですね~商業・工業・工業専用は対象外なんですね。

 ですけど、10mを超える建築物で、規制対象区域内に日影を落とす場合は、規制対象になるんです。

 なので、深読みし過ぎるとこれ迷うと思います。

 こういうのは、一回、パスして見直す時にもう一回考えるべきかと。

 

 あとこれなんです!

 これは適切なんです!

「こんなん知らね~」って心の中で叫んだんです。

 だって、今使っているテキストには書いていないんで。

 

 でも、しかし、しかしながら、まさかと思って私がCFP受検の時に使っていたテキストを見てみたら、なんと書いてあって、しっかりマーキングまでしてあったんです。

 つまりこれって、CFPレベルから降りてきた問題かと。

 たまにそんな問題あるな~とは前から思っていました。

 ですが、今回はちょっと多いような…(例えばM&A、ABL)。

 

 かと言って、FP2級を受検なさる方にCFPテキストを読むことはおすすめしません。

 何故ならばもの凄ーく時間がかかるからです。

 そんな問題がぶっこまれてくる問題には、他に確信的に適切、不適切がわかる問題も入ってくることが多いとみておりますので、それを一択して次の問題にすすめばいいと考えます。

 

 最期にちょっと納得いかないヤツ。

  

 2が適切です。

 これも知らなかったですね。

 私の持っているCFPテキストにも書いてなかったです(私のは2020-2021年度版なので、以降は書いてあるかもしれません)。

 今回調べてみまして、「相続分の取戻権」というのが民法905条で認められているってはじめて知りました。

 

 そして3が不適切なんですね。

 私はこれが適切だと思ったんです。

 父母が異なるお子さんでも、親が死んだ場合は、相続分は同じ割合だよって話かと。

 ですがこれ、兄弟姉妹が死んで他の兄弟姉妹が相続人になった場合、全血と半血兄弟の場合、2:1になるって話の方かと。

 

 しかし、これ問題文の書き方不親切じゃないですかムキー

 被相続人が親なのか、兄弟姉妹なのか書いていない!

 

 私はこれは間違いましたね😢

 

 まあ、どうしても100点はとらしてくれないでしょうから、取れるところは確実にとっておけば、少なくとも6割はゲットして合格できると考えます。

 

 最後までお読みいただき本当に感謝です。