本ブロクをお開きいただきまして、本当にありがとうございます。

 青森県青森生まれ、八戸在住の独立系ファイナンシャルプランナーのヒデです。

 

 私、密かにFP1級を受検しておりまして、この度(2022年7月7月)ナントカ合格するに至りました。

 

 受検前、ネットにていろんな方の体験記を閲覧させていただき、ヒジョーに役に立ちました。

 

 この場をお借りして御礼申し上げます。m(__)m

 

 と、同時に今後誰かのお役に立てれば思い立ち、私の体験記を以下に書かせていただきます。

 

 先ず私が受検したのは下記です。

 

 受検日は2022年6月12日。

 実施機関は一般社団法人金融財政研究会(以下きんざい)。

 

 こう見えても私、日本FP協会認定CFP®なんです。

 何故、きんざいでFP1級を取得したかと書けば、スケジュールの問題からです。

 

 私がCFP®全科目を制覇できたのは、2021年11月21日試験、同年12月22日合格発表でした。

 

 FP協会の1級実技は、2022年9月でしかも年一回のみ!

 

 きんざいの方は、2022年2月と同年6月、さらには同年11月にもございます。

 要するに、最短で取得する場合はきんざいの方が都合がいいとなったのです。

 本当は2月に受検したかったのですが、間に合わず…。

 しかし、今考えると、間に合わなくてよかったと感じております。

 恐らく、2月に受検していたら、準備不足で落ちていたことでしょう。

 

 ちなみに、きんざいの方は、『資産相談業務』で日本FP協会は『資産設計提案業務』といいます。

 

 この度の合格通知には、「日本FP協会が実施する1級実技試験(資産設計提案業務)を受検することができます」との一文が。

 きんざいで合格された方で、さらに日本FP協会の方を受検される方はいるのでしょうか?

 

 とにもかくにも、先ずは勉強方法についてから。

 

 いろんな方の体験記を基にして、テキストは『FP技能検定1級 実技対策問題集 第版』(㈱きんざい、2021年3月12日第2刷)を採用!

 

 すなわち、赤い装丁のヤツです。

 

 これを繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返しの計4回読み込み、わからないところはネットで調べ、さらには模擬解答をブツクサと声に出して読み、なるべく見ないでも言えるようにしました(全部ではありませんが💦)。

 

 以上、これだけです。

 

(色々ネットで調べていたら、M&Aや事業承継の会社並びに不動産関係の会社のHPに書かれてあることは、ほぼほぼわかるようになりました。) 

 

 

 ところで、私にはCFP®のみなし研修を共に過ごした同志がおりまして、その方にこのきんざいのFP1級をすすめております(その方はこっちの方が得意そうだから)。

 

 その同志が、同本第九版はいつ出版かと問い合わせしたところ、なんと!このシリーズはこれで終了で、今後は年ごとのものを出すとのことです(今現在、出版されているのは2020年版)。

 

 第版には、2018年、2019年、2020年に出題された問題及びその模範解答が掲載されていて、とっても有効的なんですが、如何せん諸々の制度改正前…。

 例えば、事業承継税制の特例の承継計画の提出期限が、改訂前の2023年3月31日で記載などなどなど…。

 受検を急いでいない方は、2022年版の出版を待った方がいいかもしれません。

 

 それと、受検申込ついても言及させていただきます。

 

 私の場合は、受検申請4/4~4/21、受検票が届いたのが5/20頃。

 受検日は上述の通り6/12。

 

 つまり、一カ月前じゃないんです!

 しかもしかもです。

 受検場所と受検時間は、受検票に記載をもってお知らせしますとのこと。 

 

 何を書きたいかと書きますと、私のような青森県人にとっては、新幹線の早割予約が取れなーい!

 そもそも受検は東北ではやっておらず、東京を選択していたので、受検時間が判明しないと、泊まるべきか否かが決められなーい。

 

 という状況でしたので、私は受検前日にかの同志との面談を入れました。

 本当は受検後に会って、その内容と雰囲気を伝えたかったですが…。

 

 当日(6/12)の受検場所は品川駅近く。

 集合時間は13:00。

 

 ホテルのチェックアウト時間のカンケーで、品川駅向かいのアンナミラーズにて時間を潰していたところ、「そろそろ精算の時間です」と言われて、やむなく退店いたしました。

 なので、会場には1時間ぐらいに着き、どこか会場内に座るところがあるだろうと思って入ったところ「午前の部が受検中なので入れません」とのこと。

 

 ずっと外で待つ羽目になりました。

 

 確か12:30に会場入りできたかと。

 

 受付で受検票を提示して、身分証を出そうとしたころ、「それは結構です」とのことでした。

 そして、受検番号とは別に番号を割り振られました(確か…30何番だったかと…)。

 

 その後、大会議場らしきところで待期していると、受検者たちがゾクゾク入場。

 人数は定かではありません。

 何故ならば、私は皆々様が開いているテキストに注目していたからです。

 

 なんと!かの赤色第八版を開いているのは、私と遠くのお一人ぐらい。

 あとはバラバラでだったのですが、緑色のが多かったかと。

 ひょっとしたら、それが2020年版かもしれませんが、見せてもらったわけではないので不明です(ゴメンナサイ)。

 

 13:00になって、きんざいの職員と思しき方より、受検の流れと注意事項。

 その中で覚えているのは、「受検が終わった方は会場から出ても構いません」。

 すなわち、帰ってもいいとのことでした。

 

 実は閲覧した体験記の中で、全員が終わるまで待たされたとの記載がありました。

 実は私、受検後も人に会う約束を入れていて、その時間を見込んでいたので、ちょっとびっくり!

 ですが、これはコロナ禍における特例の可能性があります。

 今後もそうであるとは限りません(つまり、当日の説明を聞かないとわからないかと…)。 

 

 入場時に割り振られた番号にてグループ分けされており、そのグループで別室に移動することに。

 グループの総勢も数えていないので不明ですが、10名ぐらいかと。

 

 中会議室ぐらいのところに移動して、さらに説明を受けました。

 

 ここからは各テキストに書いてあるかと思われます。

 

 すなわち、二名ずつ後ろの席に移動して、一方は事業承継、もう一方は不動産についての相談内容が紙で渡される。

 

 その内容を15分間熟読後(メモ可能、計算機持ち込み可能)、別室に移動して面接試験と受けるー。

 それをもう一回繰り返す。

 つまり、不動産と事業承継がテーマの面接を二回受けるということです。

 

 私は最初が不動産でした。

 

 私が面接部屋に入ったところ、面接官はお二人でした。

 一人が質問して、もう一人は立会いとのことです。

 

 内容については、一番最初の説明にて外部に漏らさぬようにとのことでしたので、合格発表がでた今でもそれが有効かどうか不明ですが、念のため、書くのを控えさせていただきます。

 

 但し書きたいのは、まったくの想定外の問題と質問だったので、結構、しどろもどろになりそうだったという点です(つまり、かの第八版には収録されていない内容=過去3年出ていなかった問題)。

 

 あくまで、なりそうであって、早々に「申し訳ございません、調べてあとでお知らせいたします」と、逃げを打ちました。

 

 これは相当なる減点を喰らったと思われます。

 

 その後は頭の中が真っ白になっちゃいまして、「えーとですね」を連発しながらの答えとなりました。

 

 正直、答えが合っていたのかどうかは、まったくわかりません。

 

 ですが、不動産における定番の問題と思われる、士業の方にお任せする具体的な分野については、完璧に答えられました。

 

 なので、一回目のできは50%であろうと。

 

 次の事業承継、簡潔に答えてくださいと言われましたので、相談内容の解決先については、事業承継税制の特例を使うの一択で答えてしまいました。

 

 すると面接官が「そのメリットとデメリットは?」

 私はスラスラと答えました。

 面接官「ですよね、デメリットもありますよね。他に方法は?」

 

 私は心の中で思いました。

(これが、各体験記に記されていた、答えを誘導してくるってことか~)

 すぐに、売買だの生前贈与だのを付け加えました。

 

 こんな感じでいい流れだったのですが、悔やむべくは類似業種比準価額を算出するのに使う3つの金額を問われた時。

 

 すなわち、配当金額、年利益金額、純資産価額ですよね。

 

 これが何故かあの時、純資産しか出て来なかったんです!

 何故なんでしょうか~えーん

 

 最後に問われたFPの職業倫理については完璧に答えられました。

 だって、テキストを丸暗記したんですもの。

 

 出来は恐らく70%だろうと予想しました。

 

 1回目が50%、2回目が70%だとしたら、トータルで60%。

 本試験の合格基準は公開されていませんが、各体験記の所感によれば60%。

 つまり、私、合格しているならば、ギリギリであろうと思われました。

 

 そして送られたきた合否通知書の一部がこちらです。

 60%が合格基準ならば、やはり予想通りギリギリでの合格でした。

 ですけど意外に思っております。

 何故ならば、FP倫理と法令順守はほぼ100%で、問題解決先の検討分析が半分以下だろうと思っていたからです。

 

 なんで上記の如くの結果になったかは、まったく全然わかりませんびっくりマーク

 

 参考にならなくて誠に申し訳ございません。

 

 ただ一つ自信を持って書けるのは、知ったかぶりやテキトーなことは言わなかったという点ぐらいです。

 

 とにもかくにも(ギリであろうと)合格していたので、素直に嬉しいデス。

 

 本試験を受けんとする方々はご存知かと思われますが、想定されている相談者は皆、富裕層です。

 

 私、富裕層を相手とする業務は今のところ行う予定はございません。

 じゃあ、なんで取得したかと書けば、FP1級という分かりやすい資格だからです。

 

 正直、CFP®は知る人ぞ知るすんごい資格だとは認識していますが、知名度はイマイチ…(個人的見解です)。

 

 FP1級の方が分かりやすいですよね。

 それと維持コストがかからない点も気に入っております。 

 

 そもそも私はこれまでどこぞの金融機関、保険会社にも所属したことがございません。

 つまり、証券外務員とか保険募集人とかの資格は持っていないんです。

 名刺にはこれまでCFP®しか書けなかったので、今の名刺がなくなったら、FP1級を書き加える予定です。

 

 最近、某所から協賛広告の依頼があって、受諾したのですが、その申込締め切りが7/8でした。

 7/7にFP1級の合否がネットでわかるから、それまで待っていただき、原稿はFP1級があるバージョンとないバージョンの両方用意していたんです。

 

 その二つを見比べてみて思いました。

 

(やっぱ、ないよりある方がいいわ~)

 

 むしろ、CFP®とFP1級だけってのが、なんとなく独立系FPポイので、当面はこれでいくつもりです。

 

 最後までお読みいただきましたこと深く感謝申し上げます。