本ブロクをお開きいただきまして、本当にありがとうございます。

 青森県青森生まれ、八戸在住の独立系ファイナンシャルプランナーのヒデです。

 

 たまたま学生さん向け賃貸物件のパンフをみたところ、月額家賃、管理料、敷金礼金といった見慣れた項目の他に、実質賃料って記載もございました。

 

「うん?どゆことはてなマーク

 

 よく読んでみると、それは敷金や礼金、共益費、管理費、仲介手数料、更新料を4年間分で割った金額をさらに月額の金額に直して、それを賃料及び管理料に加えたモノでした。

 

 さらに、よくみたらそのパンフ、某大学が出資している仲介業者が作成でしたので、さすが学生さんのことを考えているな~と感銘を覚えました。

 

(実質賃料とは、不動産投資の世界では、経費を引いた手取りの賃料のことになります。)

 

 ですが、そこまで書くのなら、もうちょっと深堀してほしいな~とも思いました。

 

 何故ならば、賃貸に入居の際の初期費用ってもっとかかりますよね。

 某大手仲介業者が実際に案内しているケースで試算してみました。

 

 家賃は月7万ぐらい…と思っていても諸々込で8万ぐらいになっちゃうってことですね。

 

 但し、上記の黄色部分はオプションです。

 ネットで調べると、この部分は申出れば引いてくれるみたいです。

 必要性を感じないのであれば、カットしましょう。

 

 上記は学生さん向けですが、ファミリー向けだとどうなるでしょうか?

 これは東京近辺にある実際にある物件です。

  大人なんで、オプションはしっかりチェックしてカットしたとしても、やはり表面賃料との差がありますね。

 

 賃貸に住まわれる場合は、この辺を意識された方がいいかと考えます。

 

 以下は話が変わるし、どーでもいいことも含まれるので、お忙しい方は飛ばしていただいても結構です。

 

 住宅メーカさんの広告でよくみるのは、

 

「今払っているお家賃で家が建てられます」

 

 恐らくこれは表面賃料からの計算でしょう。

 

 じゃあ、実質賃料で計算すれば、住宅ローンの借入金はもっと増やせるのでは?

 確かにそうですが、それはおすすめしません。

 何故ならば、実質賃料には、すでに支払い済のモノ(礼金などなど)も含まれるので、それを月々実際に支払える金額として見るのは不適当でしょう。

 

 見るべきなのは、賃料+管理料+月間保証料(駐車場代あればそれもプラス)、上記例ですと112,110円になります。

 

 この金額を月々支払いながら、貯金が増えている状態で、尚且つ頭金、引っ越し代その他、数カ月分の生活費、お子様の将来の教育費積立を確保できているならば、この金額(112,110円)の月々の返済にて、住宅ローンを組んでもいいでしょう。

 

 計算方法は年金現価係数ですね。

 計算サイトがあるので、そこで入力すればすぐにでてきます。

 例えば、年返済額134.5万として、金利1%、20年返済ですと、24,271,870円借りられるということになります(ただし!実際の住宅ローンは月利で計算される筈ですので、差違が生じます)。

  

 ですが、上記ですと、固定資産税を見込んでいないので、これでやっちゃうと賃貸の時に発生していた貯金に回せる金額が減っちゃいます。

 

(あとは都市計画税。ちなみに八戸市は都市計画税取っていません。その代わり固定資産税が1.6%とちょっとお高め💦)

 

 固定資産税については、粗々でも土地、建物の金額が分からないと計算できないので、ここでは例証しませんが、できます!(所詮、人間が考えた制度ですので、人間が理解できるようになっております)

 

 それと、火災保険料も増えます。

 また、団体信用保険料が新たなコストになっちゃいますが、これに関しては今入られている生保があるならば、ダブっている補償部分を見直しできますので、それも加味して計算。

 

 この辺も概算になりますが、計算可能ですので、やってみてもいいんじゃないでしょうか。

 

 あと、私が思うに、下記も見込んだ方がいいですよね。

 

・契約変更に伴う水道料金、電気料金のコストUP。

 

 水道料金は経口によって基本料が違います。

 例えば13mmとか20mmです。

 今の契約から経口が変わるのであれば、その分を見込む。

 電気料金も同様に、契約アンペア数によって基本料金が違います。 

 

 水道料金の場合、今ご使用量の水量(㎥)をそのままあてはめるのではなく、+αで計算した方がいいでしょう。

 何故ならば、家購入後の浴槽が、賃貸の時よりもデカい場合が多いからです。

 家購入後の浴槽のサイズと湯量の目安は住宅メーカーさんに聞けばわかるでしょう。

 

 じゃあ、今現在は?

 これについては計ればわかるかと思いますが、もっと簡単にわかる方法がございます。

 これは特に青森県にお住いの方に向けておすすめです。

 すなわち、温泉に行く回数の調整でわかるかと。

 

 つまり、普段、温泉に行かれない方は、一定期間行ってみて、その分、どれくらい水道の㎥が減ったか?

 逆に普段温泉に行かれている方は、行く回数を減らして、その分、どれくらい㎥が増えたか?

 これで算出できるかと。

 これで出てきた数字にかける何%(今現在使用の浴槽からのサイズUP分)すれば、家購入後の水道水量増加分が計算できるでしょう。

 

(東京にお住いの方は、何言っているだこの人は…と思うかもしれませんが、青森の方は納得してくれるでしょう。それほど温泉行っている、または行ける温泉が多いってことですよウインク

 

 電気量については、家購入後に家電買い替えることにより、省力化となって(特にエアコン)相殺されると思いますので、コストUP分は基本料金UP分のみ見込めばいいんじゃないでしょうか?

 

 あとは、今までNHK契約しておらず、家購入後に契約したらそのコスト。

 さらには町内会費。

 

 これらのコストUPを見込んで月々の返済額を定めれば、家購入後に貯金にまわせる金額は変動ないでしょう。

 

 まあ、とっても面倒な計算になっちゃいますね💦

 

 私めご依頼くだされば、有料になっちゃいますけど、計算方法を教えますし、それか必要情報いただければ計算させていただきます(最後は広告になってしまい、ゴメンナサイm(__)m)。

 

(あとは、住宅ローン変動で組む場合ですね。これに関しては、以前のブログにて、住宅ローン安定化基金を家庭内に創設して、その分積み立てを行うことをおすすめしております。ではそれをいくらで設定するか?それは上記の諸々のコストを見込んでキャッシュフロー表を作ってみれば算出可能です。)

 

 最後までお読みいただきましたこと深く感謝申し上げます。