本ブロクをお開きいただきまして、本当にありがとうございます。
青森県青森生まれ、八戸在住の独立系ファイナンシャルプランナーのヒデです。
いきなりでなんですが、日本学生支援機構が2021年9月30日に公表した『令和2年度学生生活調査』によれば、調査対象となった学生さんの約半数が奨学金を受給しており、その約8割5分が同機構が行っている奨学金とのことです。
日本学生支援機構が行っている奨学金には、貸与型と給付型がございます。
給付型とは、返済不要ってことです。
ここでは同機構の奨学金については書きません(とてもとても長ーくなるので💦)。
上記の約8割5分の奨学金の中身が貸与なのか給付なのかについても不明です。
ですが、ここで注目したいのは、「その他6.9%~8.1%」と「両方」です。
つまり、日本学生支援機構以外にも奨学金があるってことです。
ネットで検索してみると、かな~りあります。
あり過ぎて調べきれませんでした。
途中であきらめたんですが、せっかく調べたので掲載させていただきます。
もちろん、全部返済不要の給付型です。
上記以外にも、地域限定だったり、信託銀行が窓口になって募集したりってのもあって正直、無数にあります。
お子様の大学進学時に上記のような奨学金を申請されるってものアリなんじゃないでしょうか。
ただし、当然ながら注意点がございます。
今回、上記財団の募集要項をザクッと見た感じですと、以下の通りです(すみません、長いです)。
〇学業優秀、品行方正、心身ともに健康で、経済的な理由により学資の支弁に困難している方
まあ、当然と言えば当然かと…。
高校在学時の評点が4.0以上とかが条件になっているところもございます。
ですが、親の収入に関しては、いろいろとみたんですが、具体的に年収ウン百万以下って記載あることは少数でした(恐らく公開されていない基準はあるんでしょうが…)。
つまり収入基準について制限が書いてないところは、ある程度収入があっても申請だけは可能ということです(ワンチャンあるかもしれないということです)。
ただし、大抵のところは親の収入に関する書類(所得証明書、市県民税証明書などなど)の提出が必要となっています。
〇日本学生支援機構の奨学金と併用できるかどうか?その他の奨学金と併用できるかどうか?
これは重要かと考えますので、きちんと要項をご確認を!
日本学生支援機構の奨学金と、併用OKな場合ありますし、不可の場合もございます。
その他奨学金との併用は大体が不可ですね。
〇財団の指定する大学(学部)への進学を希望する生徒。
もちろん、指定がないところもたくさんございます。
指定があるところだと、ハイレベルな大学な多いです(悲しいかな、私が卒業した大学が入っているところは一つもありませんでした…😢)
〇奨学生懇談会 ・奨学生の集い
結構な割合でございます。
細かい話ですが、交通費出しませんってところもあるんで要チェックかと。
あと、これはかなり少数派(2財団ほど)ですが、奨学金はこの集まりで手渡しってところもありました。
〇小論文提出
これは必ずではありませんがあるところは多いです。
その財団に関連あるテーマであることがほとんどです。
〇なお、この奨学金は、奨学生の将来の就職などについて、何らの義務を課すものではありません。
これはほとんどがそうでして、縛りがあるところは私が調べたところは一つもありませんでした。
〇当財団の奨学生募集・出願はすべて各指定大学を通じて行っております。
これもほとんどがそうです(一つだけ、直接応募がありました)。
つまり、大学入学後、学生窓口で募集要項やエントリーシートを貰うという流れです。
その割には2022年1月で、すでに募集が終わっているところもありました。
〇SNSへの投稿は禁止します。
これは一か所だけありました(なんでなんでしょうか?)。
〇給付停止になるのは退学、留年、素行不良などなどなど。
この辺は要綱でよく確認した方がいいと思います。
ヘタしたら返還求められるかもしれません。
〇別個に支給を受けている2人が結婚すれば、どちらか1人は受給の資格を失う。
これも一か所だけです。
わざわざ書いてあるってことは前にそんな事例が発生したのでしょう。
私は以前のブログにて、お子様の大学進学に備えるべきと主張させていただいております。
理由は先ず、世の中(日本で)大学進学率が5割を超えていて、同調圧力的に大学進学が当たり前になってくると考えるからです
それともう一つ、現状、大学卒業した方が職業の選択肢が多いということもその理由です。
しかしながら現実的に費用面で厳しいと感じられている方は多いかと存じます。
その際は是非とも上記のような奨学金もご検討していただき、何卒、大学進学の機会をお子様に!
ですが、無理やりお子様を大学にいれるってのには反対です。
何故なら、途中で辞められると、それこそ元の子もありませんですから…。
最後までお読みいただきましたこと深く感謝申し上げます。